超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

<span itemprop="headline">ノー・モア・トラブルを祝う</span>

2018-06-23 17:09:30 | 無題
今日、郵送でヴィック・ゴダードの「イン・トラブル・アゲイン」というCD来る。
期日を過ぎていたので諦めていたのだが、4日遅れで航空便で着た。
これはもともと1980年代に出たLP「トラブル」のCD盤再発売で、すでにもう廃盤である。
1980年代にラジオで聞いてLPを購入したが、CD時代になり聞けずに長いこと居た。
久しぶりに再発売の同音源を耳にして脳の懐かしい部分が刺激され、感激である。
確かにこの曲、この歌だ。ご機嫌な大人の音楽である。
同時にリボル・ペシェクのドヴォルザーク・エラート盤も到着して、この休みは充実である。
近日、私の誕生日なので悦びもひとしおである。
うまくいけば、ペシェクのマーラー盤も誕生日辺りに聞けるかもしれない。
ペシェクのドヴォルザークも丁寧な音作りで自然な録音で好感が持てる。
故郷を離れ、寂しさを感じることも多々ある毎日だが、こうして友人に本を貰ったり、
自分でCDを取り寄せて聴いたり、ブッシュ・ロール・ケーキを家族で食べて、束の間の連休を充実して過ごしている。いろいろと歯車が噛み合わないこともあり、心に穴が開きそうだったが、何とか充電できそうでホッとしている。仏典に砂粒でさえ人生を祝していると書いてある。
ハードデイズナイトも数日休みである。
誕生日こころに穴が開く前に蟹座A型また歩き出す


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<span itemprop="headline">挫折も多い京都学派の人間模様</span>

2018-06-23 08:24:10 | 無題
物語「京都学派」読む。
西田幾多郎は選科生出身で不利なところから出発した、哲学の独創性では他の追従を許さなかったけど、過去の哲学者の学説については大略を看破すればそれで良しとしたらしい。
授業は予習してこないで、自説の同じ話を繰り返し話していて詰まらないと私見を述べている人が多い。
その中で場所の論理など新しい思いつきを話すときは生き生きして感動的だったそうだ。
宗教学の波多野精一がプラトンやプロチノスの古典に詳しかったのに対して、西田がプラトンやアリストテレスの理解が粗いことが、古典の正確な理解の学を目指した田中美知太郎には反発の種だったらしい。弟子が文献学や訓詁学の徒だったのはその影響だ。
三木清は女遊びで自堕落で有名で、西田に嫌われていたらしい。京都学派は海軍と手を組んで大東亜戦争の理論づけをしようとしたらしい。ヘーゲル風の歴史哲学を時局に合わせて設えようとしたようだ。田辺元はそこで日本人らしさの分有を構想したらしい。戦後は懺悔道だ。
だけど、皆大学を退職してからのほうが時間ができて自分の仕事に専念できて仕事も結実したようだ。実力もさることながら、友人や先生のツテがあって食い扶持が決まるものらしい。人間関係の親和性や離反が力学として働いているようだ。西洋受容型と自説展開型で行く道が別れたようだ。結構、人間群像が生々しい。
学問を星座のように残しつつ挫折も多い群像を読む



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