「三十四丁目の奇跡」という映画をDVDで見た。
1947年アメリカ映画。(カラー彩色版も出ているが私の見たのは味わい深い白黒映画)
自分がサンタクロースだと信じている人の好いお爺さんがいる。
デパートのパレードに臨時でサンタクロース役に駆り出されると大反響。
うちのデパートにはないけどよそのあそこなら売っているよと忠告する親切さが大当たり。
彼をサンタとして雇った女主任は離婚して一人娘を育てている。
その隣人の弁護士は女主任に恋をしている。
老人が自分を本物のサンタクロースだと言い切って譲らないところから、
彼は誇大妄想だ、危険人物だと産業医に訴えられ、裁判沙汰になる。
法廷で、私はサンタクロースですと老人は証言する。
世論はデパートで人気のこのサンタ爺さんに圧倒的に味方する。
結局は提訴側は老人はサンタクロースだという主張を覆せず、老人は強制収容を免れる。
老人ホームに戻ったお爺さんはホームのクリスマスに母子と弁護士を招待する。
お爺さんの魔法のような計らいで女主任と弁護士は娘を介して結ばれる。
途中、何度も泣いてしまった。お爺さんの表情が演技とは思えず慈悲深い。
慈悲深い老人ホームの白髭が実はサンタと皆も言い出す