超人日記・俳句

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#俳句・川柳ブログ 

<span itemprop="headline">チェリビダッケ、「ミュンヘン・イヤーズ」の驚異</span>

2019-01-14 17:54:45 | 無題
セルジウ・チェリビダッケの「ミュンヘン・イヤーズ」を聞いている。
元EMI、現ワーナーの限定版エディションをひと箱にまとめて廉価にしたボックス。
チェリビダッケはブルックナー選集とベートーヴェンその他集の二箱を限定盤エディションで持っていたが、今回、ミュンヘンフィルとの録音がまとまって出て慶賀の至りである。
今更ながらではあるが、ライヴ盤が多く、音が異様に生々しく、大きな構えの主観的演奏で、度外れに感動的である。盛大な拍手で胸が熱くなる。
SDカードに各作曲家の交響曲全集を選んで一つずつ入れているが、ベートーヴェンはチェリビダッケを選抜した(但し、第1番の演奏が欠けている)。
今回、リマスターがいいせいか、響きがものすごくヴィヴィッドで、改めてチェリビダッケの唯一無二の巨匠ぶりに感極まっている。
フルトヴェングラー以来最高の巨匠指揮者と言えるのではないか。いろいろな指揮者の演奏を聞いてきたが、主観的で構えの大きい指揮者としては、フルトヴェングラー以降いちばん感動した。
演奏が長大でCDを取り替えるのが面倒くさい指揮者だと思っていたが、それは些細な問題である。このような真の意味での巨匠的演奏が20世紀末まで存続していたのは奇跡である。
毎日山あり谷ありだが、チェリビダッケの読みが深く気宇壮大なライヴ盤に感涙しきりである。

遠大でまた奥深い渾身の大演奏が胸に溢れる


コメント
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