本物よりも本格派希望

今日も仕事の合間を縫ってベーカリーでお茶してきた。
何となく、機嫌が悪かったのだが、夜、レンズ豆のカレー
（リゾット風）を食べ、飯守泰次郎指揮のマルケヴィッチ校訂版
のベートーヴェン全集の重量級の演奏を聞いていたら、
気分が上向いてきた。
夜、飯守泰次郎指揮のブラームスその他を取り寄せた。
夕食後、イーストプレス社の簡単なてつがく本を読んで
要点はうまく書いてあるが、説明がとても薄いと気づく。
ワン・パブリッシング社がなかなか重版しない
小川仁志さんの本のほうがビッシリ説明してあって
本格的だと思う。
今朝はグスタフ・クーン指揮のベートーヴェンや
ブラームスを聞こうと思っていたのに、
ふと気が変わって飯守さんを聞きだしたら、
そのずしんと来る古色蒼然のドイツ的質感が
気に入って、すっかりハマってしまった。
東京で、飯守泰次郎さんの英雄、運命、田園、未完成、グレイト
を自宅付近の三多摩のホールで聞いていたが、
パンフレットには、ドイツ人よりもドイツ的な
演奏と評される、と書いてあって、言い過ぎだと
思ったが、かなりいいＣＤを残している。
チャイコフスキー全集は入手困難みたいだ。

本物の哲学者よりも本格と言われてみたい冬の一日