留守番のお一人様も今日限りかなり気張った家事もお終い
真夜中に起きてはみたが眠れずにピアノソナタを何枚も聞く
留守番の忘れられない思い出はカマンベールと高いランドリー
肌寒い季節巡り来て重ね着をする感覚もまた懐かしい
ていねいに勤め納めるつもりだがあと数か月長く感じる
そり滑りなど真冬には思い出多き町を愛しむ
百回は通ったろうか散歩道専門街のあのベーカリー
健診の前は即席減量でとりつくろって目方を測る
健診の採血までは間食もできず朝食も摂れぬ空腹
逢いに行く列車のリズム刻みつつ鍵盤が鳴るワルトシュタイン
痛い耳雪の結晶毛糸帽白い吐息もお終いの冬
将来の敗者復活予兆する審判示すタロットを引く
仕事場にいい思い出も多々あるが緊張感はもう忘れたい
繰り返しこの人生を生きるならまた札幌で汗を流さむ
ようやくに自分の説を書き上げて次は文化哲学を出す
人生はただ前にしか進まない「過去なき男」の映画の台詞
真夜中に起きてはみたが眠れずにピアノソナタを何枚も聞く
留守番の忘れられない思い出はカマンベールと高いランドリー
肌寒い季節巡り来て重ね着をする感覚もまた懐かしい
ていねいに勤め納めるつもりだがあと数か月長く感じる
そり滑りなど真冬には思い出多き町を愛しむ
百回は通ったろうか散歩道専門街のあのベーカリー
健診の前は即席減量でとりつくろって目方を測る
健診の採血までは間食もできず朝食も摂れぬ空腹
逢いに行く列車のリズム刻みつつ鍵盤が鳴るワルトシュタイン
痛い耳雪の結晶毛糸帽白い吐息もお終いの冬
将来の敗者復活予兆する審判示すタロットを引く
仕事場にいい思い出も多々あるが緊張感はもう忘れたい
繰り返しこの人生を生きるならまた札幌で汗を流さむ
ようやくに自分の説を書き上げて次は文化哲学を出す
人生はただ前にしか進まない「過去なき男」の映画の台詞