春寒に洋菓子店を下見する
木の芽時町もにわかに動き出す
麗らかな今日も終わりて春の暮れ
花時が直始まると気もそぞろ
春塵や閉じた中華の店じまい
蜃気楼揺らいで見える花日和
朧月物思うのは誰のため
春陰に帰る子どもは満足げ
春の筆ひとまず終えて山笑う
ひと仕事終わった顔に春障子
午後三時満面の笑み桜餅
迷宮をさ迷うように植木市
木の芽時町もにわかに動き出す
麗らかな今日も終わりて春の暮れ
花時が直始まると気もそぞろ
春塵や閉じた中華の店じまい
蜃気楼揺らいで見える花日和
朧月物思うのは誰のため
春陰に帰る子どもは満足げ
春の筆ひとまず終えて山笑う
ひと仕事終わった顔に春障子
午後三時満面の笑み桜餅
迷宮をさ迷うように植木市