超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・夢の影

2023-09-02 00:03:52 | 自作俳句
秋の蝉静まり返り九月晴れ
指一本触れることなく天の川
流星が願いを他所に闇へ消え

雨月から明月となり照らさるる
布靴に飛蝗来たりて立ち止まり
荒れ果てた線路歩けば帰燕あり

胸の内目に差し出され雁来紅
秋色に染まらずに立つ針葉樹
桔梗より凛々しく歩む草の道

百八つ消えそうもなく仙翁花
どこまでも思いは止まず吾亦紅
夜顔が咲き誇る間に夢の影







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歳時記俳句・朝顔 | トップ | ティアラこうとうで「運命」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿