超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・冬の瀧

2024-11-16 00:03:05 | 自作俳句
寒暁に幾つか過去を振り返り
冬の日に明るい光差し始め
冬ざれをひたすら当てもなく歩く

目が覚めて服を着込みて冬ぬくし
冷たさも中ぐらいなり今朝の冬
部屋冴ゆる浮かび出づ事さておいて

冬晴れに雲が浮かびて夢の数
タレカツを逆に読むのが冬の癖
初雪も恙無きかな両笑窪

冬野行く五七五を友として
山眠る町の校舎も白い冬
林間の厠を出れば冬の瀧

その人にいつか逢うなり冬夕占
冬布団写真の人と夢で逢う
冬巡り添わぬ契りはより深し

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