超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

俳句文語入門、事始め

2022-09-12 15:17:02 | 無題
「俳句のための文語文法入門」を読んでいる。佐藤郁良著 (KADOKAWA)
まず、俳句の終わりによくある、や、かな、けり。
①「や」は万能で、言い切れれば何に使ってもいい。
万緑の中や    荒しや
身にしむや    きりもなや
しぐるるや    爽やかや
②「かな」は名詞か連体形に付く。
枯野かな  しぬるかな  近きかな
しづかなるかな 見えぬかな (見えずの連体形)
③「けり」は連用形に付く。
尋ねけり なかりけり 落ちにけり 香なりけり
放ちけり 濃かりけり 鳴りにけり 売られけり
動詞は
「起く」「消ゆ」 「見る」
「蹴る」「来」 「す」
「しぬ」 「あり」
の活用を覚える。これで本の3分の1行った。

夕陽雲また消ゆるとき人思ふ(ふだん口語体の私が文語を使う、の巻)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中村草田男句集を読む | トップ | 俳句文語入門、その続き »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿