<span itemprop="headline">家でダビングできる驚き、メカスの眼で振り返る</span>

今日はクックパッドで「インドママ直伝のダルカレー」のレシピ見て、食材店でレンズ豆３８０円を用意する。ドラッグストアで厚手の靴下3足約500円を入手する。

この時期必ず読みたくなるクリスティの『ベツレヘムの星』を紛失したので、新品の文庫を取り寄せる。

ダビングしたビデオで、メカスのリトアニアの帰郷のドキュメントを20年ぶりに見る。やはり名作だ。メカスのような眼で毎日を焼きつけたい。

ＶＨＳビデオデッキの端子をＤＶＤレコーダーに繋ぐと、外部入力（Ｌ１）でハードディスクに録画できることを発見。

一旦ハードディスクに録画して、ＤＶＤに移さなければならない。時間はひどく掛かるが、ほとんど只でＶＨＳビデオがＤＶＤディスクにダビングできるとは目から鱗である。

今までメディアショップで1枚1600円でダビングしてもらっていたが、自分でも配線と出力の切り替えさえわかれば簡単に情報が移せる。

ひとつ学習した。仕事関係も割と平穏に進んでいるようだ。今日の晩御飯はキーマカレー。キーマカレー用のルーを使って作る。今はハイドン後期交響曲聞いて、デカフェ飲んでいる。

読みたい本は山積みで、毎日忙しいが12月もラストスパート。幸せな聖夜を迎えたい。

ベツレヘム運命の星に導かれ今年も生きて聖夜まで来た

<span itemprop="headline">ムルナウの『ファウスト』に見入る</span>

ムルナウ監督の『ファウスト』(1926年）を英語字幕で見る。

疫病が流行るがファウスト博士は人々の命を救えない。

絶望したファウストは悪魔のメフィストフェレスを黒魔術で呼び出し、魂を売る代わりに現世の快楽を味わう。若者に戻ったファウストは宙を飛んでイタリアの絶世の美女の披露宴で彼女を奪う。この世の快楽を味わい尽くしたファウストは故郷に行き、無垢な乙女グレートヒェンと恋に落ち、子を宿させ、彼女の母と兄を殺す。

殺人者と通じたことで迫害され、ファウストの子を凍死させたグレートヒェンは子殺しの犯人として捕まり、火炙りになる。

その叫びがファウストに届き、ファウストは自分を呪い、老人に戻ってグレートヒェンに詫びて、一緒に火に包まれ天に昇る。

愛が悪に勝ったのだ、と天使は悪魔に宣言して終幕。ゲーテのファウストの第一部をモデルにしているが、第二部のファウストがトロイのヘレネを手に入れ、町を支配する話が抜けている。

国を治め、絶頂に酔いながら絶命したファウストをかつての恋人グレートヒェンが天へと招き入れるというのが、ゲーテのヴァージョン。

ムルナウのファウストではメフィストフェレスが嫌味なジョーカーで、若返ったファウストは超美青年、悪魔や天使や清楚なグレートヒェンなどイメージがはっきりしている。当時としては珍しい二重写しや特撮も見事。

ファウストのように再び生き直しグレートヒェンの髪に触れたい

<span itemprop="headline">映画でサンタの面影に触れる</span>

「三十四丁目の奇跡」という映画をＤＶＤで見た。

１９４７年アメリカ映画。（カラー彩色版も出ているが私の見たのは味わい深い白黒映画）

自分がサンタクロースだと信じている人の好いお爺さんがいる。

デパートのパレードに臨時でサンタクロース役に駆り出されると大反響。

うちのデパートにはないけどよそのあそこなら売っているよと忠告する親切さが大当たり。

彼をサンタとして雇った女主任は離婚して一人娘を育てている。

その隣人の弁護士は女主任に恋をしている。

老人が自分を本物のサンタクロースだと言い切って譲らないところから、

彼は誇大妄想だ、危険人物だと産業医に訴えられ、裁判沙汰になる。

法廷で、私はサンタクロースですと老人は証言する。

世論はデパートで人気のこのサンタ爺さんに圧倒的に味方する。

結局は提訴側は老人はサンタクロースだという主張を覆せず、老人は強制収容を免れる。

老人ホームに戻ったお爺さんはホームのクリスマスに母子と弁護士を招待する。

お爺さんの魔法のような計らいで女主任と弁護士は娘を介して結ばれる。

途中、何度も泣いてしまった。お爺さんの表情が演技とは思えず慈悲深い。

慈悲深い老人ホームの白髭が実はサンタと皆も言い出す