日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

バランスボール投げの観察と実践。

2015-09-15 17:23:33 | 発達応援
 今朝は、夕方積込み分の荷物が到着していないということで、
久しぶりの5時半出勤でした。

 少し前までは、朝の5時半は外は明るかったのに、
いつの間にか、真っ暗です。

 日の出の時刻が少しずつ遅くなり、
日の入りの時刻が少しずつ早くなっているのですね。

 そういえば、今年もあと3ヶ月とちょっと。
はやいねぁ。

 先日、仰向けの状態で上から落下するバランスボール(65㎝)をキャッチして、
真上に投げるというワークを子どもとしました。

 ふと、指先に目をやると、
受け取ったボールを真上に投げるときに、必ず中指が人差し指のほうに寄っていき、絡んでいます。
(子どもの頃に流行った、『バリア~』みたいな指です。わかるかな?)

 不思議だったので、自分で検証してみました。

 私が仰向けで真上にバランスボールを投げる時は、
大きいボールをキャッチしている状態のため、両方の指は開き気味です。

 そして、投げるときにも開き気味のまま、
肩、腕、胸の辺りの筋肉も使って投げる感じになるので、
どうしても、中指と人差し指が絡む感じにはなりません。

 意識して、投げるときに中指と人差し指が絡むようにしてみると、
思わぬ発見がありました。

 それは、中指と人差し指が絡むようにして投げると、
バランスボールをコントロールよく投げることがしにくいこと。

 そして、肩や腕、胸の筋肉に余計な力が入って、
ロックがかかるような感じになり、自由度が減ること。

 呼吸も「えいっ!」と止まる感じになること。

 要するに、とても投げにくいのです。

 「ボールする!」と無邪気に楽しそうにはじめたものの、
10回ほどしたら、大きく息を吐いて「もう、いい!」と遊んでいた子どもは言ったのですが、
この投げ方で、連続10回は小さな体で疲れるわ、と実感。

 本人がやりたくて、選んだ遊びだけど、
やりやすい訳ではないのですね。

 そして、今はこの投げ方で疲れるんだけど、
きっと、これを続けているうちに、ラクな投げ方ができるようになるのかな。

 カラダを作ることにも、遊びは大切ですね。


 

ラーメン屋さんごっこ。

2015-09-14 20:15:26 | 発達応援
 今日は1週間ぶりの早朝の仕事でした。
みんなに、「あ!新人さん、いらっしゃーい!」とおちょくられながら仕事が始まりました。 
長野に行っていたのですが、台風は大丈夫だったかな、とか
大雨で、帰って来れるかなと心配してくれていたり、
居ない間も色々と気にかけてくださっていて、ありがたいことだなぁと思いました。

 それにしても、久しぶりの積込み作業は結構、ハードで、
家に帰ったら、ぐったりでした。

 また、体つくりからがんばらなくては!です。

 先日、フォイヤーシュタインでの途中で、子どもと「ごっこ遊び」をしました。

 子どもが「ラーメン屋さんしよう」というので、
「じゃあ、お客さんロボット作らないとね。」というと、
子どもは、どんどんお客さんロボットを積み木で作りはじめました。

 すべての積み木がロボットになったところで、子どもが、
「並んで!」というので、子どもの目の前の空間をラーメン屋さんに見立てて、
私がロボット積み木を動かして、並びます。

 今までは、並んでラーメン屋さんが繁盛しているねぇ、すごいねぇ、という設定だったのですが、
今回は、ロボットに色々なことを言わせてみました。

 「ラーメン屋さんの大将!」というと、はじめての設定にも関わらず、子どもが大きな声で
「はい!」と返事をしました。

 子どもが自分がラーメン屋の大将だと、この場の空気を読めているんだな、と確認。
そこで、色々な質問をしてみました。

 「大将、お勧めのラーメンはなんですか?」
 「チャーシューのです。」

 「大将、ラーメン以外は何がありますか?」
 「ご飯と餃子があります。」

 「大将、ご飯は白ご飯だけですか?」
 「チャーハンもあります。半分のも。」

 「大将、餃子は一皿いくつですか?」
 「一皿、3個です!」

 「大将、餃子は一皿いくらですか?」
 「30円です!」

 こういううやり取りをロボットの数だけ、20いくつしました。
子どもは、大将になりきって、ときには「えーっと…」と考えながら、
自分の知っている限りのラーメン屋さんでの光景や体験を言葉に乗せて発したのではないかなぁと思います。
それは、とてもイキイキとしたやり取りで楽しいラーメンやさんごっこだったかな、と思いました。

 このよう遊びは、自分の記憶していること、知っていることの中から場に適したものを
頭の中から取り出して、言葉にするのにとても良いのではないかなぁと思います。

 ラーメン屋さんごっこから、他の店やさんごっこへ。
お店屋さんごっこがから、やがては習った知識へと、
自由自在に自分の学習したことが適宜取り出せたら、きっと勉強も楽しくなるかなぁと思います。

 遊びには無駄はないのですね。

種まき。

2015-09-13 15:41:10 | 発達応援
 どこかで運動会か体育祭をやっているのでしょう。
音楽や放送の音が、風に乗って届きます。

 使われている音楽は、私が子どもの頃からの聞き慣れたメロディー。
40年経っても同じって、すごいなぁ~と思いつつ、
それとも、刷り込まれちゃってるのかな、と思ったり。

 怒濤の長野行きから帰り、
昨日もフォイヤーシュタイン後、都城へバイクで行き、
今日はやっと一日、家でまったりとしています。

 長野で学んだリズムを足で取りながら、手拍子。
ゆっくりゆっくり、寝る前に寝転がってやったり、お風呂の中でやったりしています。

 ゆっくりゆっくり、自分のペースで噛み締めるようにやっていくと、
しょっちゅう、引っかかっていた4拍子のリズムもできるようになってきました。

 4拍子で1拍目に手拍子をするのですが、
それだと片側のほうしか使わないので、それを4拍子だけど交互に拍を打つというもので、
私の場合は、数えると数字で頭がいっぱいになり、打つことが疎かになり、
打つほうに集中すると、リズムがズレてばたばた。

 「ターン、ターン、ターン、タンターン」と頭の中でリズムを取って、
それに乗っかればできるのですが、
誰かの失敗を見ると途端にリズムが崩れ、リズムを取り戻すのに時間がかかりました。

 でも、このワークショップを受けなければ、
風呂に入りながらリズムをとるなんて、することがなかったなぁ~と
しみじみ思うのです。

 そして、「1,2,3,4,5,1,2,3,4,5,…」とリズムをとっていると、
なんだか、算数ともフォイヤーシュタインとも繋がっている感じがしてくるのです。

 まったく、形にはなっていないし、
「そんな気がする~~~~~。」くらいの雲をつかむような感覚なのですが、
ワークショップでやったことは、自分の中に1つ、
何かはわからないけれど、種を蒔いた感じがしています。

 まいた種は、芽が出るやらどうか、わかりませんが、
じっくりゆっくりでいいので育てばいいなぁ思っています。

 根腐れさせないように、気をつけながら。

 

空間を把握する遊び。

2015-09-12 21:27:56 | 発達応援
 爽やかな一日。
久しぶりにバイクで遠出をしたけれど、ウインドブレーカーを着ての遠出。

 大学生はまだ休みだからか、
すれ違うバイクも多い気がしました。

 秋のベストシーズンなのかなぁ。

 昨日は子どもさんと一緒に、空間の認識についてあれこれやりました。

 面白い間違いは、「前」と「上」です。

 大人にとっては、なんでもないですが、
子どもにとってはむずかしと思います。

 なぜなら、立っている時は顔が向いているほうが前ですが、
仰向けに寝転がっていると、顔が向いているほうが上になります。

 私がロボットになって、子どもの指示に従って動くという遊びをしました。

「前に…」というべきところで、自信満々に『上!」といわれたので、ジャンプ!

「間違ったー!あっちー!」
「アッチッテドコデスカ?」
「上!」
ジャンプ、ジャンプ!
「ちがうちがう!前!」
ガシャンガシャンガシャン…。

 前に行くところを上ということが多いのが興味深いところでした。
子どもの頭の中では、どんな映像が浮かんでいたのでしょうね。

 こうやって、まずは遊びながら自分を中心にしたときの空間を
自分の中に入れていくと良いかな、と思います。

 体を使うことって、本当に大切ですね。


新しいエッセンス。

2015-09-11 11:23:17 | TLP
世の中と隔離された数日を過ごしている間に、大雨で川が決壊してものすごい光景にびっくりしました。朝の天気予報では聞きなれない雲の名前が画面に書き込まれていましたが、大雨を降らせる雲なのでしょうか。

特に、この2日間のワークショップで自然界を意識し、自分たちも自然の一部であるのだということなどを再認識した後だったので、嗚呼、人が地球上のカーストのトップだと驕ってちゃいかんのだなぁ、自然の力の前では黙って呆然とするのみだなぁと思ったことでした。

2日間に渡るワークショップが終わりました。

ワークショップ2日目では、自分の中に色々な拍子でリズムを作ること。そのリズムが自分の中の安定した骨組みになり、自分の内側を整えること。整った内側をより強固なものにするため、しっかりと呼吸をすること。そうすることで、自分の真の声を発することができることなどを学びました。

こうして言葉にするととても観念的なものに感じられるかもしれませんが豈図らんや、足でリズムを刻み、手拍子を打ち、中腰でリズムを取りながら呼吸法を行い、声を出し、ハーモニーを楽しみと、とても具体的なワークでした。

おかげで、今日、私はハムストリングスが筋肉痛で、椅子に座ろうとするたびに、攣りそうなほどの痛みと闘っていますT^T

さて、そのワークの中で、5秒間息を吸い、5秒間で息を吐くという呼吸法をしました。私は普段から、息を吸うよりも吐くほうが長いため、その呼吸法に合わせることがとても難しく、大変でした。

自分のペースでいくと、3秒ちょっと吸って12,3秒吐くという感じになってしまいます。5秒も吸うとアゴが上がりそうになり、5秒では息を吐き切ってしまえず、吐ききれないまま吸う動作に入るので、まるで地上で溺れているような感じでした。

ワークでの感想でそのことをいうと、吐き出すことも大切だけど、自分に与えるということの大切さをナチョさんは話されました。自分で自分に滋養や慈愛を向けるということなど、考えにも及ばないことでした。へぇ、そうか、好きに突っ走り満足するということとはまた違うんだな、と新しい視点を教えていただいたな、と思いました。

声を出すワークもとても楽しいものでした。合唱や発声練習での腹の底から声を出すというものとは異なり、自分の整えた内側の声の通り道からポーンと声が出るイメージです。私の中では、自分が五重塔になってその中を下から上の空間に声がぴゅーっと向かって行く感じです。

全員がそういう感じで、安定した声を出しているので、その声で和音をつくるととても美しく、グレゴリオ聖歌や大勢のお坊さんがお経をよむ唱和のような響きの余韻があり、自分も声を出しているのですが、わー美しい~とうっとり聞き入ってしまう程でした。

また、そういう声の真ん中で自分で即興で声を出すワークでは、周りの声を肌で感じ、ナチョさんがリードしてくれながら自分の声が周りの声と溶け合い、今まで経験したことのないハーモニーの世界を経験することができました。

この2日間は、知らないことばかりでワークは楽しいものの、頭の中はごちゃごちゃでした。
でも、気がつけば今からの自分の仕事に重要なとても濃いエッセンスを頂いた気がします。

この原液を今すぐブレンドすることは、まだ私にはできないのですが、自分で使いながら色々な方法を見つけていきたいと思っています。

企画してくださった由美子先生に感謝!
そして、惜しげもなく自分の持っているものを教えてくださったナチョさんにも感謝!

休日を分けてくれた早朝の仕事仲間にも感謝!
送り出してくれた旦那どんにも大感謝!

行けて良かったなぁと思いながら、飛行機待ちです。