明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

唇をかみしめて 吉田拓郎

2019-04-02 20:59:58 | 僕の音楽日記
80年代の吉田拓郎はどんな
活躍、どんな生き様を僕たちに
見せてくれるのだろうか?
 
79年の篠島でのオールナイトイベント
からアーティストとしての
新しい弾みをつけた活動で迎えた80
から
デレビの主題歌を提供。
宮崎美子さん主演のポーラテレビ小説 「元気です!」の主題歌 「元気です」を発表。
それから
82年に武田鉄矢さん主演の映画「刑事物語」
の主題歌
「唇をかみしめて」を発表した。
 
この頃ドーナツ盤はA B
とあるのが常識であって、
なんとこのレコード 「唇をかみしめて」
A面しか音源が録音されてない片面のみの
レコードとして発売された
特殊な
ある意味話題作でもあった。
 
タイトルが
唇をかみしめて
とジャケットの真ん中に赤い字で表記され
背景は夕暮れをバックに
黒人の男の子らしき幼児が二人の
シルエットが映しだされてる。
どんな意味か
分からずも
意味が分からないから
唇をかみしめて
なのか?
今までレコードジャケットには
拓郎さん本人が
大概写っていることがあったけど
「春を待つ手紙」
「流星」に続き
唇をかみしめて
も拓郎さん本人が写ってない訳だ。
 
それに広島弁での歌詞も斬新で
武田鉄矢さん主演の映画の主題歌に起用されたが、正直あまりピンとこなかった
 
歌と映画の内容はかけ離れていたからだ。
しかしながら
この映画のラストに
「唇をかみしめて」が流れると
エンドロールに行く前までに
なんと
ピッタリの歌なんだと
感動した事を覚えてる。
映画館で
刑事物語を見た時
そのラストの切ない夕暮れの海辺の景色
での片山刑事の
後ろ姿。
夜行列車が過ぎ去っていき、
警笛を鳴らす
映画が終わる。
どこでどうこの歌と映画が混じり合うのか
が疑問に思ってたけれど
久々の邦画の大ヒット作
がこの刑事物語となったのは
嬉しかった。
その後刑事物語2
刑事物語3潮騒の詩
までは良かったけど
だんだん
マンネリ感というか
感動が薄れていった。
 
初回の印象があまりによくて
強烈だったから
その後尻すぼみになっていった印象だが
 
刑事物語
やっぱり
「唇をかみしめて」がよく似合う。
 

美しき狼たち あしたのジョー おぼたけし

2019-04-02 07:24:37 | 僕の音楽日記


男なら闘う時が来る
誇りを守るために いのちを賭けて
男なら旅だつ時が来る
愛する者たちに 別れをつげて
足をくじけば 膝で這い
指をくじけば 肘で這い
涙のつぶだけ たくましく
傷ついて しなやかに
あー 男は走りつづける
あー 人生という名のレールを

あいつには言葉は いらないさ
黙っているだけで 心がかよう
あいつには涙もみせられる
孤独な背をむけても つつんでくれる
時にきびしく みつめあい
時にやさしく いたわって
おなじ男の夢を追い 北風に立ちむかう
あー 男は走りつづける
あー 人生という名のレールを


漫画でのあしたのジョーは
たまに無性に読みたくなる
あの、昭和の大変だった時代、
スポ根漫画の一つとして
巨人の星
あしたのジョー
は今でも
色褪せない輝きを放ってる。


あしたのジョーの後半は特に
ドラマ性、より、リアルな人間ドラマが
展開され、コミック最終巻20巻の
ラストまでの
クライマックスを迎える登りつめる感は
ワクワクドキドキした。

ホセメンドーサーとの世界タイトルマッチ
というより
強い男を蹴落とす 野性の矢吹丈への原点回帰。

ホセメンドーサーへ登りつめるまでの
金龍飛 戦
戦友力石徹を思い出し、みずからのプライドをかけた死と引き換えにリングを去った
戦友が金龍飛に勝たせた試合

僕たちに現実的につまずきくじけそうになった時、こうした奮い立ち方を教えてくれた。

ハリマオ戦でみる
野生の矢吹丈への回帰にもぞくぞくした。

そしてホセ戦。

あのラストへ向けていく
漫画の流れがすごく好きだった。

そしてアニメ版で流れる
「美しき狼たち」
♪男なら〜戦う 時がくる〜
誇りを守るため 命をかけて〜

という歌い出し。

そうさ、僕も今 戦ってる。
誇りを守るため。
命がけで…



俺たちの朝 松崎しげる

2019-04-02 05:52:42 | 僕の音楽日記
1976年
10月から俺たちの旅のあとを受けて
始まった
(俺たちシリーズ)第3弾。
第2弾とも言われるけど
僕の中では
「俺たちの勲章」「俺たちの旅」「俺たちの朝」
で第3弾だと思ってる。

主題歌は松崎しげるさん。
「俺たちの朝」


ソフトな歌い方で
おおよそ
松崎しげるさんぽくない印象のこの歌は
違う意味で
好きな歌である。

何故か?
フォークの匂いがするからである。

前作の俺たちの旅は
小椋佳さん
いわゆる
歌謡界からの作家の先生たちの作品ではない
いわゆる シンガーソングライターと言われる
人たちからの作品。


作詞はなんと
谷川俊太郎氏
そして作曲は
小室等氏
編曲はトランザム。

なんとも
へえ〜なのである。
少し地味な印象は拭えなかったが

時代なんだろうね

前も書いたけど
75年を境に
時代の潮目が変わった
という風に思えるのです。

激しかった60年後半から70年前半までの時代
変わろうとするいろんなものから
ひとしきり落ち着きを取り戻した
世間には
流れが
個人の自由と幸せを掴む旅へと変わっていく上に流れる
歌たち。
だからメッセージソングは
その姿を消しつつあったのだ。

優しい歌 楽曲 。
より嗜好性の高い歌、楽曲。
柔らかく、肩の力を抜いて聴ける
歌。
時代はそんな歌を求め始めていた。

「俺たち旅」小椋佳にしても
「俺たちの朝」小室等にしても
それが言える。

優しい曲調ソフトタッチの歌い方
歌としてのイメージは俺たちの旅の雰囲気をそのまま踏襲しつつ
流れを崩さないように感じたし
本編ドラマにしても
違うキャストでの続編ぽい。

舞台は鎌倉。
極楽寺駅
が脚光を浴び
名所として訪れるひとも増えたとか、

若者の生き方
を軸にしたドラマは
これからの僕たちの生き様の鏡のように、
より現実的な方が
好感度を上げる要因とした。

事実1クールのみだったのが
1年放送されたわけだから…



オッス
チュー
カーコ
ヌケ
ツナギ

ヌケ 秋野太作さん
ツナギ森川正太さん
は俺たちの旅から引き継いで出演。

オッス役の勝野洋さんは
太陽にほえろから
次のドラマで主役に抜擢。

前回の大ヒットドラマのあとを受けての
俺たちの朝

少し期待レベルは落ちたけど
それなりにまとまった
いいドラマだったと思う。
俺たちの旅が描けなかった
スケール感もあったのかも

配役の布陣も俺たちシリーズに見られる
人たちが多く。
柳生博さん
名古屋章さん
北村和夫さん
上村香子さん
穂積隆信さん
なんかも出ている。
そしてなんて言っても
オッスの妹役 岩崎杏子役で
岡田奈々さんも引き継き出てきていた。

この頃また一段と可愛さが増して杏子役が
板についていたし、可愛さ、綺麗さ、素敵さは最強の時だったように思う。



いい時代だったなぁと思う。
思えば
昭和。
ふた昔前にもなるわけだ。

俺たちの朝…

令和 発表から一夜明けた朝。