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明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

基地サ よしだたくろう

2019-04-24 20:38:00 | 僕の音楽日記
 
 
 
60年代後半から70年代前半
プロテストソング 反戦歌なるものが
流行した。
戦争反対!
意味のある無しに関わらず
全部が全部
フォーク歌手は反戦歌を歌う、歌わなければ
いけないものだという
居酒屋でいうところの
「とりあえずビール」みたいな…
何か歌っとけ…と
よしだたくろうさんも
唯一意に反して(だと思われる)
反戦歌を歌っていた時があった。
過去の情報では
記憶が確かなら
栃木県佐野市の労音主催のコンサートで
この 「基地サ」を歌っている。
本当に初期の頃
「結婚しようよ」が売れる前
オムニバス形式のコンサートに
駆り出され
ステージをこなしていた時代だったろうと
思われる。
オリジナル曲でない
反戦歌。
仕方なくという表現をあえて使わせてもらえば
拓郎さん自身 反戦歌やフォーク歌手を目指して
いくつもりは無かったらしく、
手段としてのフォークだったわけだし、表現の仕方は
あくまでも
僕自身の歌を歌うことと、
コメントを残していた。
よしだたくろう を知ってファンになって、
よしだたくろうから吉田拓郎になり、
リアルタイムではない世代の僕は
過去を遡り、ギターのコードブックなどで
見つけた
よしだたくろうの「基地サ」
という歌。
なんなんだ?
この歌は…
最初の僕の感想。
人を喰ったような、
投げやりな
特段何か伝えたい事でもなく
精一杯皮肉った
政治的批判を
民謡で歌ったという
「基地サ」
元歌の
「あんたがた どこさ」熊本民謡。
♪あんたがたどこさ
肥後さ肥後どこさ
熊本さ熊本どこさ
船場(せんば)さ
船場山には狸がおってさ
それを猟師が鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ  食ってさ
それを木の葉でちょいとかぶせ
この歌を替え歌にして歌った
「基地サ」
あんたがたどこさ
基地さ
基地どこさ
沖縄さ
沖縄どこさ日本さ
日本の中にも
アメリカが有ってさ
それを政府が用心棒にしてさ
煮てさ 焼いてさ食べれられた と サッサ
今なお沖縄でも基地問題に揺れて
日本の中にアメリカがある。
根深い問題で一言ではジャッジしにくい
非常にデリケートな問題として
白黒つけにくい基地問題ではある。
こんな政治的難しいコンテンツをよく歌にして、
それも皮肉った歌として
歌っていたなぁと…
ギターブックにその歌詞が掲載される
くらいなので
やはり演奏回数は数回しかなかったのだろうと
思われる。
この演奏してる音源は未だ聞いたことがないくらい
幻の曲として
よしだたくろうを語る上で
唯一の反戦歌としてあげられる
「基地サ」
である。
ただ 作品としてクレジットされてない
当然ながら
ライブでの披露のみ
なのであくまでも
ライブでのレパートリー曲としての位置付けだ。
ライブで披露した歌もギターのコードブックに
掲載されるくらい
当時のよしだたくろうさんの
人気は売れてから凄まじいものがあったのだろう

マイ.ピュア.レディ 尾崎亜美

2019-04-24 18:23:10 | 僕の音楽日記

1977年には
化粧品のコマーシャルで流れる
アーティストの作品に脚光があたり、
次第にコマーシャリズムが定着してきた。
そして
ちょうど
こんな言葉も聞かれるようになってきた。

「ソフト&メロー」

それまで
拓郎 、陽水、かぐや姫
ユーミン 、中島みゆき
とビックネームの台頭で土台が作られた
歌謡界でない別の勢力地図は
時代の流行の移り変わり
より身近に音楽を楽しむ
軽い、重くない
そんなメロディ
メッセージソングであって
70年代前半にあったような
政治的 文化的な背景のメッセージソングでない、
BGMにも使えるそんな軽さをもった歌。

ソフトな曲調
甘美、豊潤な雰囲気な曲調
のAORという括りで捉えると

この頃から
ニューミュージック界は時代の
曲がり角に来ていたと思う。

「マイ.ピュア.レディ」
資生堂化粧品 小林麻美さんが
出ていたCM
当時テレビで見ない日がないくらい、
露出が多かった。

タイアップ曲がその後 売れ線を出す
主流と変わっていった。

少し前は深夜ラジオが媒体として
力をもった新しい音楽の流れ
自分達の作った音楽の流れは
そうして市民権を得たあと、もっと大衆に
流れていく媒体の先はラジオから
テレビへ

そのテレビでも
CMとのタイアップというやり方で
映像とのコラボが時代の主流になりつつあった。

目で見て
耳で聴く
イメージの膨らませ方が
変わってきた。




♪あっ!
気持ちが
動いてる
たった今 恋をしそう…