明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

1975年の吉田拓郎 その5

2019-04-17 22:28:00 | #1975年の吉田拓郎
コンサート イン つま恋 3
 
つま恋のビデオを見て当時の若者文化を懐かしく
思う。
アメフトチームのTシャツやベルボトムの
パンタロンジーンズ。
ジーンズのショートのホットパンツ。
ジージャン。
 
流行ったなぁ〜
 
まだ小学生だったけど
周りを見るとそんなファッションよく目にした。
 
つま恋に向かう若者の群れ
民族大移動よろしく
目的地を目指し、炎天下の下
約束された箱舟に乗り込む
選民の様な若者たち。
 
拓郎、かぐや姫という時代の象徴としてのカリスマの元に
一晩の運命を託して
各地域から集まった密航者の群れは大きな時代の潮流の変わり目にその日
直面したのだ。
参加者は炎の12時間をその身を焦がして
燃え尽きた
吉田拓郎 かぐや姫の生き様
歌いざまを
目撃したその羨ましさは、
体験してないものが、
いくら考えても
いくらビデオをみても
その場で参加した人たちの体験には
変えがたいものだと思う。
 
何が始まりそして何が終わっていくのか?
その一部始終は筋書きの無い
ドラマとして
すでに開演前から始まっていたようだ。
場所取りから
入場した時、開演までの炎天下での
待ち時間
すでにそこから、コンサート イン つま恋は始まっていた。
 
まだ、陽の高い五時 から始まった吉田拓郎さんのステージ。
トランザムをバッキングメンバーに従え、颯爽とステージに!
 
ステージ衣装は
新六文銭で着ていた白の上下のスーツの上着がなく
素肌の上から白のベストを羽織り
当時愛娘の服を奥様が手作りで作る時に使ったであろう
生地の一部をバンダナスカーフ代わりに
ハチマキのように気合を入れ、頭に巻きつけての登場だ。
 
到底凝視できないほどの目の前に広がる人の海に
めがけてその第一声を放った。
 
一曲目の 「あゝ青春」
が終わり
(どうもぉ 元気ですかぁ 朝までやります!朝までやるヨォ、朝まで歌うよぉぉ〜!!)
伝説のmcとなった
 
朝までやるよ!
 
 
それまで
オールナイトでのコンサートはなかったわけだから
果たして本当にオールナイトで行われるのか?
不安視する声もあっただろう。
なんの保証もない計算も立たない
何もかもが、前例の無いことを
あの1975年 8月2日〜3日にかけて
行おうとしていたのだから…
 
歌う側 主催者
参加する側 観客
双方が一体となって
作り上げた
青春の金字塔
そう書かれたビデオのコピー。
まさしく青春の金字塔だったと思う。
 
朝まで、日が昇るまで
コンサートは続くのか?
 
第1部の拓郎さんのステージは予定の時間より大幅に時間短縮で終了することに…
既にそこから計算は、崩れ
予定通りいかない
計算できない
筋書きの無いドラマは始まっていた。
一体何が起こるか?
何もなく無事に終了してほしい
関係者はそう願っていただろう。
 
暴動や、事件につながる騒ぎにでもなれば
到底収集がつかなくなり、警察機動隊とかの出動で自体は大変な事になりかねない。
 
波乱を含みながら、余談も許されない状況下
かぐや姫の登場で
その暗雲立ち込めた雰囲気が晴れて
コンサートは落ち着きを取り戻したようだった。
 
軌道修正がかかった
コンサートインつま恋 かぐや姫ファーストステージ。
瀬尾一三オーケストラを率いての圧巻の再結成
ステージ。
 
解散したばかりのかぐや姫がまた、つま恋のステージに三人立っている。
 
それぞれの個性あるつぎの活動を一旦止めて
この日のために
再結成した。
何か大きな約束事か、箱舟の行き先を後押しするかのように
フォローする大切な役割も担った
かぐや姫の三人。
こうして吉田拓郎のファーストステージ
かぐや姫のファーストステージがそれぞれ
終わり
日も落ち
宵闇の中 セカンドステージに突入していくのであった。
 
一人一人の観客が見えなくなった分観客席が暗くて見えなくなった分
歌い手側の
落ち着きは取り戻せたのだろうと思う。
 
ステージの真上に
月が顔を出していた。

青春の輝き カーペンターズ

2019-04-17 17:37:51 | 僕の音楽日記
カレンさんの英語は綺麗でその発音は
英語の授業にもなるくらい


その綺麗さゆえに
若い頃はこそばゆく
綺麗すぎる声
綺麗すぎる歌
誠正直にその綺麗で
美しい世界が
まぶしすぎてなのか、
僕の中ではカーペンターズは
好まなかった。

年をかさね
だんだん昔の歌を聴き直したり
耳にすると、当時思わなかった感情が
湧いてくる。

青春の輝き
I need to be in love

久々の旧友との再会でカラオケで旧友が
この歌を歌って聞かせてくれた。
男なのに…
苦笑いで彼の熱唱を聞く。
青春の思い出を
また、歌で綴ってくれた彼の
この歌の歌い出し。
とても心地の良い時間を過ごし、
一気にあの頃に戻り、僕たちの過ごした
時代を感じた。

歌は僕たちのそばに流れている。
あの頃も
そして今も…