明日の葉っぱ(8×8)=69

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昆虫物語みなしごハッチ ゆけゆけハッチ .ママをたずねて

2020-02-14 21:00:00 | 僕の音楽日記
1970年から始まったタツノコプロのアニメ
「みなしごハッチ」




毎週欠かさず見ていた。
この頃のアニメってのは
子供への
情操教育的な意味合いもあったんじゃないかと
思う節もあり、
それよか、
このアニメを見ながら
僕は

ひょっとして…
自分は拾われた子供で
本当はみなしごなんじゃないのか?
という疑問を持つようになっていた。
まだ、小学校一年生か二年生になるくらいの時期だった。

2回目の自我に目覚める頃。
何故かしら
この時期
こうした
みなしごに光を当ててるアニメが多かった。

タイガーマスク
みなしごハッチ
など
これは
ひょっとして
見ている子供たちに
今一度自らの立場を
省みろ!ってことなのか?

今いる親は本当の親じゃないのかも
しれないのだぞ!
とアニメを通して
教えているのだろうか?

とさえ考えて見たりもした。

それだけ感情移入しすぎるくらい
真剣に
みなしごハッチやタイガーマスク
を見ていた。

同じ境遇だと自分に言い聞かせて
重ね合わせて
「僕はたぶんみなしごなんだ、
本当の親はどこか違うところにいるのかもしれない……」
とアニメを見るたびごとに
刷り込まれるように
確信めいて
いく自分の
ひん曲がった考えは
暴走していった。


なぜなら
その根拠は、
前振りがちゃんとあって、

事あるごとにうちの
母親が
「あんたはね橋の下から拾われた子供だから」を
連発していた。
よく、子供をからかう親の
趣味の悪いジョークだと
今となったら
理解できるんだが…


結構な頻度で言われ続けてきたものだから
早く自立して、本当の親を
探しに行かなくては

と真剣に考えたものだった。
若干7歳の子供の頃


やがてハッチは
女王蜂のお母さんに無事会えたこと
に安堵し、
今度は僕が…
本当の
親を探す
旅をしなくては、!!
と思ったのだ。

しかしながら
いまだ旅の途中
本当の親に巡り会えでいない。

どこかの大富豪の僕の本当の親は
僕の帰りを待ちわびているのだろうと…

そう思いつつ、

還暦間近になろうとしているのだが…

なかなか
本当の親を探し切れてない

みなしごハッチ。
せつなくも
悲しみを背負った
昆虫をベースに構成された
アドベンチャードラマ、
母を訪ねて三千里
的な
一緒になって感情移入しながら
重ね合わせ見ることのできる
いいアニメだった。

誰もがみなしごなのか?を疑い

誰もが無事
母親に会えることを切望した。

夢と冒険と愛のドラマ。
子供の頃のアニメはある意味
残酷だけど

心に残るいいアニメが多かった。