明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

灯のコトバ

2020-02-20 20:51:00 | 散文 詩 

君の言葉のもつ

しずる感が

干からびた心に

水を打つ。

君の絵がもつ

温度感が

停滞した感情に

種火をつける


高濃度のコトバは

一息つける

栄養素。



乳離れのできない子犬のように

母犬の乳首から引き離し

無理やり独り立ちさせる

野生のオキテ


絆の痛みは乳首の痛み

ヒリヒリと頭の芯まで

響いてくる

重く細い

痛み



甘やかさない

強い気持ちは

愛情の裏返し

強さへの期待


強さが生存を上げる

やさしさや甘えだけでは

生きた痕跡をつけれない


人も野生も

オキテの中にある


ひたすら

生きることへ

生き抜いていくことへ

たとえ

輝きを失っても

命の灯火だけは

消さない


君の言葉は

行先を照らす

灯台の灯


暗闇を照らす



コトバを下さい

鮮度の高い

君の言葉を


できることなら

痛みを伴わない

ように

滑らかな

柔らかさ

の中で






1975年の吉田拓郎 その42 MC コンサートインつま恋'75

2020-02-20 07:11:00 | #1975年の吉田拓郎
拓郎さんの魅力のひとつ
コンサートでのMC

初期の頃は
歌、演奏なしで
MCだけでコンサートをこなした
ことがあるとか…

喋りに人を惹きつける魅力を
兼ね備え
また、面白く
飽きさせない。


おまけに女の子っぽい
可愛い風貌で
フォークのプリンスとか
言われていた時代は
女性ファンはほっとかないはずだった。
当然男性はモテたいから
モテる奴に見習って
真似をする
模倣する
だから女性ファンに引きずられ
男性もファンに必然的になっていったり
そのアーティストを育て上げるのは
いつの時代でも
やっぱり女性で…

それは近年拓郎さんも回顧録的な話で言ったいたりもする。

ボソボソと口籠った喋りと
「です。」「ます。」「で、あります。」「拙者」「お主」と独特なハナシぶりに
コンサート会場は笑いに包まれていた。
「結婚しよう」が売れて
一部の偏ったファンが煽動して
「帰れ!」「帰れ」を吊し上げのように
見せしめのように
拓郎さんに浴びせた時期もあったが
むしろそのいばらの時期を
跳ね除け
大きく変貌し、自然にその声を黙らせた
拓郎さん
70年代は前期、中期は
時代が吉田拓郎さんに
ついて行っていた
そんな時代だった。

'75つま恋
は1975年の吉田拓郎さん
の活動の中で核となる
大きなイベントだった。

当然その年はコンサートは
そのつま恋一本だけで
魅力のMCも
つま恋での会場で話されたものしかなく、

貴重な言葉として
僕は暗記していた。
数学や物理の公式英語の文法の暗記はしないくせに
拓郎さんのMCは暗記するという
拓郎ファンだという証を胸に
今も
あの夏のイベントで
話された
MCは特別なものとしてある。
伝説にもなっている
MCでもある。


1st ステージpm5:00〜18:30
M-1♪あゝ青春

どうも!元気ですかぁ?
みんな元気ですかぁ?
朝までやります。
朝までやるよ!朝まで歌うよぉ!!

M-2♪花酔曲(静)

どうも。え〜
ここに来るまでにいろんな事が
みんなあったと思うんだけど
来た以上は楽しんでいってほしいと
思います。

M-3♪暮らし

トランザムです!トランザム〜!!

M-4♪春だったね

どうも!朝までやるぜっ!!

M-5♪おきざりにした悲しみは

どうも!
いっぱいこの静岡県だけじゃなくて
あちこちからいっぱい来てくれて
本当に、ありがとう!
朝までゆっくりしていってくださいよぉ〜!!

M-8♪春の風が吹いていたら

かみさんはうちで寝てるので
ひとりで歌ってしまったぁ

M-9♪今日までそして明日から

どうもありがとう

2ndステージ pm21:30〜22:30

M-42どうしてこんなに悲しいんだろう

元気?(超低い声で)
じゃあねぇ〜
古〜い歌を歌います。

♪結婚しようを歌い出す…


M-44♪知識

ゲンキ!!?

M-45おやじの唄

ギターを弾いてくれてるのは
元 猫の田口くんです!!

M-46♪私の足音

退屈になったら寝ていいよぉ

M-49♪野の仏

コーラスはハイ・ファイ・セットです!!

M-53♪襟裳岬

まだ夜は浅いからねぇ!!
まだまだ、続くよぉ〜!

M-55♪三軒目の店ごと

後ろの方も元気かなあ?

ラストステージam3:00〜4:30

M-92♪こうき心

まだ、朝には早いぞ!
最後まで、いくぜぇ〜!!

M-93♪ビートルズが教えてくれた

ゲンキ!?まだまだ、あるぜ!

M-94♪たどり着いたらいつも雨降り

立ちなよ!立ちなよ!みんな!
踊るよ!踊れよぉ〜!!

M-95♪君去りし後

ゲンキ!!
オレ、ゲンキ! オレ、ゲンキ!

M-96♪ルームライト

だいじょぶ??
後ろの方!だいじょぶ〜!
全然見えねぇんだよ、こっちから。
そっちから見えるかい?
オレだよ、オレ!!
こうせつだよぉ〜ぉ!

M-97♪マークⅡ

ゲンキ〜!!!

M-98♪落陽

やるねぇ〜!やるねぇ〜
後ろの連中がね
(笑)
後ろの連中がね
今、何時ごろだい?だいたい、
え〜
3時ごろかい?オレは5時からずっとやってんじゃない?後ろの連中も5時からやってるから、バテたから、ちょっと休憩くれって…
そんな事許されないからなぁ〜!!

やるぜぇ〜!

M-100♪からっ風のブルース

みんな〜、うんとね、あの、本当に遠くからいっぱい来てくれてね
ものすごく、僕は嬉しいです。
一生懸命やろうと思ってね
5時からやってて、声がガラガラに
なってしまって、
しかしながら、とにかく行き着くとこまでいこうと、僕は思ってますけどね、本当にね、とってもいい雰囲気です。
コンサートに5万人も集まってね、こんなにいいコンサートが出来るとは僕は本当に思ってなかったです。
これも皆さんの協力のおかげだと僕は思ってます。
ありがとう!
ありがとう!!

M-101♪新しい朝

だいじょぶ!
まだまだ 若いぜ!!

M-102♪君が好き

「人間なんて」 後でやるからね…

「人間なんて」歌うのも……
今日が…最後だね
一緒に歌おうね!後で!

M-103♪雪

どうも!バックをやってくれてる
皆さんに拍手を1回お願いします!!
(拓郎〜という女性からの声援に……)
まだまだ女にモテるな、オレも
あはははははは

あちこちから、いっぱい来てくれてね、僕も興奮して、本当に!5万人の人が来ると思うと、本当にね、
怖かったデスヨ。この1ヶ月痩せる思いだった。…本当に…
しかし、太った。(笑)
でもね、来てみて嬉しかった。
これは本当にオレの一生に残ると思う。
あの〜じじくさい話だけどね。
なんとなくね、古くさい話を
するようで、みんなには悪いけれど、古い人間だからね、僕は。
非常に感激しとるわけよ。
わかる?本当に!
オレの方がありがとうって
言いたいわけなんだよ!
だから、一生懸命 歌う!!

M-104♪となりの町のお嬢さん

となりの町にね、お嬢さんがいたんだよ。昔ね。
で、となりの町のお嬢さんが僕は田舎っぺだからね、遊びにきてね。
そいで、色々年上の人でね、オシロイいっぱい、ぬりたくってね、
最近オシロイっていうのはないけどね、
アルカ?…
あってね、昔は、それでプンプン、プンプン匂いさせてね、なんか、欲情をそそるわけだよ
「あっ、大人になろうか、」って決めた事があってね。……

フォーライフレコード第一弾
PR!

M-107♪僕の唄はサヨナラだけ

まだ!まだ!まだ!まだ!まだ!まだ!


M-110♪人間なんて

さいなら〜
さいなら〜!


















アカルイ ホウヘ

2020-02-20 00:24:00 | 散文 詩 







深いところへ

呼吸を止めて

潜り込んでみた。

限界まで


もう少し


まだいける


もうダメか


自分の限界への自問自答


知りたくもない限界を自ら

足を踏み入れ


ジタバタもがきながら

苦しくて

無呼吸の先を

遠のく意識で

呼び止められた

心の弱さ

気持ちの弱さ


強くはなれない無防備な

羽をなくした堕天使


何が足りなくて

心の充足

気持ちの閉塞


強がりの先に

転がって


底へ

奥へ

深い闇の奥へ



音もなく

光もなく

言葉もなく

底を打ったせつなさから


ヒカリのある方へ

上へ上へ

浮き上がる



差し伸べた

手に向かって

懐かしい人の待つ

明るい方へ…