アメリカン・ブルーです。
昨日の夫の休みに合わせて、仙北市の「かたくり群生の郷」へ行く予定を立てていました。
直前になって、天気予報が突然→
天候が大きく左右する花の見ごろは、とてもチェックが大変です。
最高の状態を見ないと、感動は半分になるのは、すでに何度も経験済み。
事前に西木町の観光協会に電話をしてみると、「咲いてはいるけれど、群生には至らない・・・」
見頃は、来週の半ばごろ・・・また電話をください・・と、とても親切に教えてもらいました。
せっかく出かけても、雨模様では、写真も輝かないし、
カタクリもまだ咲いてはいないのなら、今日はやめる!!と言うのが、私の感覚。
しかし、休みの日は「休んだ証」がほしい夫は、
「ルナと桜だって見ていないし~~」と、雨が降ろうが、目的を完遂したいタイプ。
得意の、「下見に行こう~♪」が始りました(笑)
角館経由で、私のお気に入りの蕎麦屋「手打ちそば さくらぎ」に寄るというし、
その頃、雨もだいぶ小降りになって、時折、青空も見え隠れする、まずまずの回復に喜びました。
角館は 秋の紅葉 冬の雪景色 春の枝垂桜で秋田市へ来てから3回目の訪問です。
四季折々の良さがある所と聞いているので、是非、新緑の初夏も見てみたいと思います。
2月に冬の角館を見に来た時に、このお蕎麦屋さんの中に貼ってあるポスター。
「田沢湖・角館花紀行」に紹介されていた、
田沢湖刺巻湿原 水ばしょうまつり 4月上旬~5月上旬
西木八津・鎌足 かたくり群生の郷 4月中旬~5月上旬
角館 桜まつり 4月20日~5月5日
それが目に留まり、雪解けを待つ最大の楽しみになっていました。
道すがら、沿道に延々と並んで咲くふきのとうは、秋田県の「県花」
お蕎麦に乗せられた小さなフキの葉と、自家製ふき味噌も添えられた天ざるそばに満足して、
今日一番の目的地、水芭蕉を訪ねることになりました。
先週、仙台へ行った折に足を延ばした東根でも浅い春の象徴のような水芭蕉を見ましたが、
毎年、恒例のように訪れている宮城県白石市の水芭蕉の森。
その広さと、美しさに魅了されてきましたが、
今回訪れた田沢湖刺巻湿原、
驚くなかれの圧巻の水芭蕉に感嘆符がいっぱいとなりました(笑)
そして、今回、ここで初めて見たものがありました。
↑上の写真の下の方、水が流れる手前中心辺りに、小さな赤い色のものが見えませんか?
こちら、座禅草(ザゼンソウ)と言うそうです。
近くで、いわなを焼いていたおばさんに花の名前を聞いてみたら教えてくれました。
仏焔苞(ぶつえんほう)を仏像の光背に見て、
その中にある花を座禅を組んだ「達磨大師」に見立てたことから、座禅草と呼ばれるそうです。
いつもは、座禅草も固まって咲く場所があるそうですが、
今年は、「クマが食べてしまったらしいよ~」って、本当に所々に、小さく見つけられる程度でした。
でも、ここで出会えて、とても嬉しい気持ちになりました。
霧雨が降る生憎のお天気でしたが、
ここは、雨も良く似合う景色で、およそ6万株と言う延々続く水芭蕉に、
「恐るべし 秋田県」の素晴らしく広大な自然環境に夫と言葉を失いました
さて、来週は、今回下見をしたので、かたくり群生の郷へ出かけてみたいと思っていますが、
角館の桜まつりのピークに重なりそうで、
全国から相当数のお客様が来られると思います。
お気に入りのお蕎麦屋さんへは立ち寄れないまま・・・・山の中のかたくりへまっしぐらかもしれません。