アメリカン・ブルーです。
もう、そろそろ雪の写真もお終いにしようかと思っていましたが、
立春以降、それ以前にもまして雪の日が多くなってしまいました。
降雪量も昨日は28センチとのこと。
秋田市としては、これでも例年比では少ないのだそうです。
今朝、ペットボトルの回収日だったので1階へ降りていくと、
マンションの入口が凍っていて、危なく転がりそうになりました。。。
案外、気の緩む頃・・・何事も注意が必要ですね。
そんな窓からの雪景色を見ながら、ふと、兄のことが気になって、
電話をかけて見ました。
「兄」とは、夫の7歳年上の兄で、私にとっては義兄ですが、
人柄なのでしょうか・・・
既に35年も兄妹の関係ですが、この兄を実兄のように思うこの頃です。
それと言うのも、
実は、1月に、少し兄と連絡が取れなくなったので、
夫が心配するので、私が電話をかけて見たところ、
「そろそろ、仕事を完全に辞めたいので夜は電話に出ないことにした・・・」
そんな事を言っていました。
自営の仕事を閉じるときは、そんな苦労もあるのかもしれません。
「ところで、実はアメブルに聞きたいことがあったんだ!!」
私は、夫の元へ嫁いだ日から、
「もう、家の者になったのだから、『さん』づけはしないから・・・」
そう言われて、両親も兄も私を普通に名前で呼んでいました。
そこもまた、「兄」を感じるところかもしれませんね。
間もなく、わが家にも「お嫁さん」が・・・さて、どう呼ぶんでしょうね~(笑)
兄の要件とは、
「犬か猫をもう一度飼いたいが悩んでいる・・・」
そんな内容でした。
2011年に母を見送り、その1年半後に妻を見送り、
そして、唯一の家族だったを昨年見送りました。。。
もちろん、子供は居りますが遠くに住んでいるので、
兄の日々の話し相手はそのだったのです。
猫がいなくなってから、その事がとても寂しいと2度ほどメールを貰っていましたが、
兄も今年67歳になるので、
次の子を迎えるとして、の一般的な寿命を考えると、
そこが一番のネックになるのです。
その子の生涯に責任を持てるかどうかです。
それは、私自身でさえも最近考えることでもあります。
太らせてしまったルナを抱いて、階段を降りられるだろうか・・・なんてことですけどね。
兄のこれからの毎日を考えると、
そばに居てほしい・・・・
その反面、ひとりでこの先も大丈夫かと色々なことを考えました。
すると、兄がこんなことを言うのです。
「出来れば、たった1匹だけど助けたいと思っている。」
兄は、保護されている猫を引き取りたいと言っているのでした。
「今は、保護されている犬や猫も簡単には譲渡されないから、
それでは、自分が本当にこの子と暮らしたい!大丈夫!って思うまで、
何度か、譲渡会や勉強会などに出向いて、気持ちを確定させてからにしては?」
そして、
「必ず、どこか預けられる場所を作っておかないとね。
それは、かかりつけの病院であったり、ペットサロンやホテルも大事だよ。
保険だと思って、そう言う所へ通いながら、
情報を貰ったり、助けてもらえるコミュニケーションを取っておくこと。」
そんな話を兄としてから1週間後・・・・
「本日、保健所から居候を連れてきました。
1週間のお試し同居します。」
そんな連絡が来ました。
えっ?
直ぐに電話をかけて見たら、が家にやってきたそうです。
いろいろ聞いてみたところ、
保健所が説明会を開くというので参加しに行ってきたところ、
可愛いに出会ってしまい・・・
でも、私にあれこれ言われていたので一旦家に戻って考えてみたのでしょう。
その子が気になって、もう一度会いに行ったそうです。
また家に戻って、北海道に居る娘に電話したらしく
「好きなようにしたらいいんじゃない(笑)」
許可が下りたようで、その日3度目の保健所に出向き、
1週間のお試し同居が許されたのだとか・・・
「それは良かった~^^」
その日から、2週間が過ぎたけれど、果たしてその後どうなっているのか?
さすがに気になって電話をしたというわけです。
名前は「茶々姫」
兄の家の子になったそうです。
「電話しなくちゃって思いつつ・・・ごめん。。。」
そう言いながら、嬉しそうに茶々姫の話をしてくれました。
昨日は、2週間経ったので、
病院へ一度連れて行くようにと保健所から言われていたので、動物病院で受診。
名前を聞かれて、どうしてその名前?
「茶色いから~」
先生は大笑いしたそうで、確かに茶々姫と言ったら「淀君」を連想したんでしょうね。
健康上は何も問題は無かったそうで、避妊手術済み。
ただ、保健所では3歳と言われたそうですが、推定5歳ぐらいのようだとのこと。
病院には、ペットホテルの設備もあったので、
その病院にいろいろ相談しながら可愛がって行きたい・・・と言っていました。
実は、この茶々姫・・・
あるひとり暮らしのおばあちゃんのところで飼われていた子だったようです。
体調を崩されて、入院されたのかと思うのですが、
家族が引き取れなかったようで・・・・
兄に出会えて、良かったと思います。
また、兄も茶々姫に会えて良かったと思います。
最初は、なかなか保健所から入れられてきた段ボール箱から出てこなかったそうですが、
箱に手を入れても爪も出さず、
穏やかで人懐っこさは感じていたそうです。
2週間経った今は、時々膝に乗ってきたり、兄の布団の上で眠ったり、
爪とぎも決められた場所でちゃんとできるし
ただ・・・・
兄が言うには、とても綺麗好き過ぎる子で、
何度も何度もで砂をかけて砂をかけて・・・・・
人生こんなに砂掃除をしたことが無い・・・(笑)
前の飼い主のおばあちゃんにきちんと躾されていたようです。
「環境が変わって驚かせてはいけないから、
なるべく大きな音をさせない様に、静かにゆっくりと過ごさせている。
俺の方が気を遣って猫に飼われているようだ~」
そう言って笑っていました。
電話を終えると、直ぐに茶々姫の写メールが届きました。
兄を元気にしてくれそうな茶々姫。
「目を開けたらもっと可愛いぞ~」
兄の住む米沢市は、今年、兄の人生の中で最も雪のないあり得ない冬だったそうです。
そんな兄と茶々姫に暖かくなったら是非会いに行きたいと思います。
・・・・・