ホタテ、煮ダコ…厚田の朝市スタート
【石狩】石狩湾漁協厚田本所の「あつた港朝市」が厚田漁港で始まり、魚の一夜干しなどを買い求める観光客らでにぎわっている。しけが続いており、水揚げされた鮮魚が本格的に店頭に並ぶのは週末ごろになりそうという。
今年は1日から始まり、漁港内のプレハブに漁協の組合員らが18店を出店している。しけで出漁していない船が多く、5日は5店が営業した。
午前中から買い物客が次々と訪れ、ホタテ、煮ダコ、ニシンやハタハタの一夜干し、ギンナンソウなどを買い求めた。
十勝管内士幌町の小椋正輝さん(71)は石狩市樽川に住む娘の住宅を訪れるたびに、立ち寄るという。「厚田のニシンは脂がのっていて本当においしい」と、3匹一組で千円のニシンの一夜干しを購入した。
4月はカレイやソイ、ホタテ、5月末ごろからはシャコやマメイカが旬を迎える。朝市部会副部会長の中村美登里さん(58)は「何度も来てくれるお客さんが多く、うれしい。週末から鮮魚が出回ると思うので足を運んでほしい」と話す。
午前6時半〜午後2時ごろまでで、10月中旬まで毎日開く。4月17日は「感謝デー」として全品を2割引きで販売する。
(以下略)