放置プレイ?と思うほどの動きの遅さ。
何があるんだろう?とワイドショーを見ていると……霞が関にもそんな人がいるだ?
厚生労働省で検索。
カゴに入れる時ふとこんな言葉が脳裏を過った。検証は大事、先が見える感性、危険予知は重要。
内容(「BOOK」データベースより)
朝七時、仕事開始。二七時二〇分、退庁。ブラック労働は今や霞が関の標準だ。相次ぐ休職や退職、採用難が官僚たちをさらに追いつめる。国会対応のための不毛な残業、乱立する会議、煩雑な手続き、旧態依然の「紙文化」…この負のスパイラルを止めなければ、最終的に被害を受けるのは国家、国民だ。官僚が本当に能力を発揮できるようにするにはどうすればいいのか。元厚生労働省キャリアが具体策を提言する。
出版社からのコメント
(目次)
まえがき
第1章 ブラック企業も真っ青な霞が関の実態 ~政策の現場で何が起こっているのか~
20年前の若手官僚の働き方/今の若手官僚の働き方/残業代は最低賃金を下回る/
形ばかりの女性活躍/定年延長が霞が関崩壊の引き金/国会待機と深夜残業の元凶/
野党合同ヒアリングで答えられない官僚/大量のコピー作業と配達に追われる若手
第2章 石を投げれば長期休職者に当たる ~壊れていく官僚たちと離職の背景~
僕が休職したワケ/家族の犠牲と家庭崩壊/離職した若手の思い/
採用難に直面する霞が関/民間人と自治体職員にもしわ寄せが
第3章 そもそも官僚はなぜ必要なのか ~民間と大きく違う公務の本質~
「政策をつくる」という仕事/よい政策をつくるための3つのプロセス/官邸主導の内実/
「これじゃない」政策ができるワケ/霞が関の働き方改革は国民のためのもの/
第4章 政策は現場から生まれる ~政策と人の生活の間~
霞が関の外で国の未来を考える/ベーシック・タイズ/NPOが教えてくれた仕事の意味/
現場を歩いて見つけた政策のタネが芽吹くとき/現場のニーズを先取りする
第5章 「できる上司」と「偉い人」が悩みのタネ ~霞が関の働き方改革の壁~
スーパーサイヤ人ばかりが引っ張る組織/頻発する不祥/やることばかり決定される/
事業仕分けのカラクリ/霞が関も年功序列/小泉進次郎議員の評判/国会には逆らえない/
第6章 本当に官僚を国民のために働かせる方法 ~霞が関への10の提言~
1.ペーパーレス化の推進/2.テレビ会議の活用/3.チャットなどビジネスツールの活用/
4.テレワークの推進/5.煩雑な手続の簡素化/6.作業の外注/7.国家公務員の兼業推進/
8.民間とのパートナーシップ/9.官僚自身の意識改革/10.霞が関全体の人員配置の適正化と柔軟化
第7章 本当に国会を国民のために動かす方法 ~永田町への10の提言~
1.委員会日程の決定と質問通告時刻の早期化・見える化/2.質問主意書のルール見直し/
3.公務と関係ない発注の禁止/4.議員立法は執行体制もセットで/5.議論の場の効率的な設定/
6.国会、政党の会議や議員レクの対応者の柔軟な設定/7.コミュニケーションのオンライン化/
8.国会の入館証の大幅な増加/9.国会議員の研修/10.国会議員と官僚の交流
あとがき