運が欲しい

心の貧しさが運を下げる。もしもこんな方程式があったとしたなら。
知恵と勘を磨きながら、心の動きを探求。

複数アカウントを持つTwitterユーザー約3割が回答

2017年03月09日 09時00分00秒 | 日記

この記事にはSNSの1日の平均利用時間が書かれているが、年代によっても違うのだろうけどやっぱりLINEか~。

「広告は不快ではない」複数アカウントを持つTwitterユーザー約3割が回答【ジャストシステム調査】
03月03日 08:00MarkeZine
ジャストシステムは『SNS利用に関する実態調査』を発表。同調査の結果から、複数アカウントを持つTwitter利用者の約3割が広告に肯定的なことなどがわかった。

 ジャストシステムは、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『SNS利用に関する実態調査』の結果を発表した。本調査は、10〜60代の男女1,247名を対象としたもの。

●複数アカウントを持つTwitter利用者の約3割が広告に肯定的
 複数のTwitterアカウントを持っている人のうち、26.5%が「趣味趣向に合った広告を見ることが多いので不快感は感じない」と回答した。また、「プライベートアカウントとは使い分けているので不快感は感じない」と回答した人は31.5%だった(※)。
複数アカウント利用時のTwitter広告について

●1日の平均利用時間が最も長いSNSは「LINE」
 各SNSの1日の平均利用時間は「Twitter」(61.5分)、「LINE」(64.4分)、「Facebook」(47.2分)、「Instagram」(55.2分)で、「LINE」が最も長いという結果だった。特に10代の「LINE」平均利用時間は90.5分と長い結果が出た。

●情報発信目的で利用している人の割合が高いのは「Instagram」
 「Twitter」「Facebook」「Instagram」のそれぞれのSNS利用者に利用目的を聞いたところ、「主に情報発信」と答えた人の割合は、「Instagram」が15.9%と最も高く、特に10代と20代で高く、それぞれ25.3%、18.3%だった。「Twitter」は5.7%、「Facebook」は10.1%だった。

 ※ 「あてはまる」「ややあてはまる」の合計。

【調査概要】
 調査期間:2017年2月24日(金)〜2月27日(月)
 調査対象:スマートフォンを所有する10〜60代の男女1,247名

MarkeZine編集部[著]


自殺者数が2月末現在9人

2017年03月08日 18時33分40秒 | 日記

福島県と市町村職員、自殺相次ぐ 自治労まとめ、長時間労働要因か
09:38                                     みんゆうNET
自治労福島県本部は7日、福島市で会見を開き、県と市町村職員の本年度の自殺者数が2月末現在、9人となったと発表した。
 今野泰中央執行委員長は、自殺の要因の一つに長時間労働があると推測し、「地方公務員のおかれている過酷な状況は変わっていない」として対策を強化する考えを示した。
 同県本部による自殺者数の公表は初めて。9人の内訳は市町村職員が7人、県職員が2人で、自殺した職員が所属していた自治体の方部に偏りはないという。
 このうち県職員を含む5人が1、2の両月に相次いで自殺した。年齢は18〜34歳が4人、35〜49歳が2人、50歳以上が3人。これまでは50代の職員の自殺が目立ったが、本年度は若手の自殺が多いとしている。
 同県本部によると、市町村職員の自殺者数は、県内85組合(組合員数約2万1千人)が加盟する県市町村職員共済組合の集計で判明した。市町村職員の自殺者数が7人となったのは2004(平成16)年度以来。県職員の自殺者数は県の報告を基にした。
 同県本部は医療機関などと連携した心の健康のサポート事業などを展開する計画。


組織哲学

2017年03月08日 00時00分00秒 | 日記

「ふんばろう東日本支援プロジェクト」の様な役に立つSNSを作りたいと、不動産マンが色々やっているのだが良い面も出れば悪い面も。
場を自分達の都合のよい人達に作ろうとする人が現れたり、お金は出るですかとか、仮設住宅をトレーラーハウスってパクリじゃないですかなど。

不動産マンが「終いには営業や愚痴の場になり、目的に向かって場を作らないとダメだな」と、久々にぼやいていた。

こちらの本「人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか」の第7章「一戦必勝」を実現する組織づくりの秘訣のページに、「ボランティア組織は『感謝』を忘れたときに崩壊するのだ。」と書かれてあり、なるほどな~と。

「また、心がけていたこととしては、その人の存在(being)を認めることを前提としたうえで、行為(doing)の結果(output)も適切に評価できるようにすること。」(本文より引用)


次世代リーダーは、なぜ「哲学」に注目するのか?
2016年04月20日 10:31                    フォーブス ジャパン

欧米のビジネススクールが、哲学に力を入れ始めた。「役に立たない」とさえ言われていたのに、なぜ?早稲田大学ビジネススクールで「組織と哲学」という講義を行っていた西條剛央に聞く。

Q:近年、欧米のビジネススクールでは哲学の講義に力を入れるようになっています。なぜだと考えられますか?

西條剛央(以下、西條):もともとビジネススクールは、実証主義的な、科学的なエビデンスに基づく経営というものを重視しています。でも、よく考えれば、その限界はすぐにわかります。

なぜかと言うと、経営学とは社会科学であり、社会科学と自然科学の違いというのは、「物質」と「社会」の違い、と言えばわかりやすいかもしれません。水は変わらないけれど、社会は変わる。どんなに厳密に統計を駆使しても、社会そのものが変わってしまったら、その知見は一般化できなくなるんです。

例えば、2010年に原発の意識調査を行って、それが統計的に一般化できる知見として提示されたとしても、それは今の社会に一般化できるかと言えば、できない。11年を境に社会全体が変わってしまったからです。

Q:西條先生も「組織と哲学」という講義を担当されていました。具体的にどんなことを教えていらっしゃったのですか。

西條:私は「構造構成主義」という、物事の本質をとらえる学問について研究してきました。「科学とは何か」「方法とは何か」といったことについて、社会の状況がどんなに変わっても、この考え自体は普遍的だといえるものを追求する。例えば、時代が激しく変化するいま、「特定の方法」の有効期限はどんどん短くなっています。しかし、「方法の有効性は状況と目的に応じて変わる」と“方法の本質”には例外がなく、いつの時代、どこの文化でも使うことができます。

授業でも、物事の本質を掴むための「思考法」を身につけられるよう実践的な演習を行っていました。例えば、「挨拶」とは何か。ある人にはするけれど、皆にするわけではない。でも、挨拶がない国ってきっとない。登山をしているときには比較的挨拶をするけれど、道端で突然挨拶をしたら驚かれる場合もある。挨拶って何なのだろう?人はなぜ挨拶をするのだろう?

授業では、そうした問いを投げかけていました。そのとき得られた答えが、「相手の存在を肯定する最も簡単なサイン」というものでした。

そう考えると、職場で挨拶をしないというのは、いちばん簡単な存在承認すらしていない、ということになる。いわば存在否定をしているわけですから、そんな職場が、うまくいくわけがない、ということを論理的に理解できるようになります。
例えば、星野リゾートの社長は・・・
Q:リーダーが哲学的思考をもつことに、どんなメリットがあると考えますか。欧米のビジネススクールでは「思考について思考する」という授業もあるようです。

西條:科学は基本的に特定の前提の上に知見を積み上げていくため、その前提が古くなるとすべてオワコンになるわけですが、哲学はその「前提自体を問い直す」ことができます。言葉の意味を根本から問い直す。物事の本質のとらえ方がわかれば、行動も変わってくる。「本質行動学」と呼ばれる所以(ゆえん)です。

先の挨拶の例で言えば、「承認と肯定のサインである」と挨拶の本質が理解できれば、とにかく大声で挨拶すればよいとはなりませんよね。相手が「承認された、肯定された」と感じなければそれは挨拶をしたことにならないからです。

実際に、星野リゾートの星野佳路社長は「人はなぜ観光をするのか」「観光とは何か」と、「観光」の本質を突き詰めたうえで戦略を立てられています。「旅行先での異文化体験であり、非日常体験である」という本質を導き出した結果、「地域らしさを意識的に取り入れた異文化体験を感じてもらえなければ観光には来てもらえない」ということを社員たちが洞察できるようになり、傾いていた経営を次々と回復させているのです。

Q:そのような哲学の講義は、ビジネスにおいて具体的にどんな作用をもたらしてくれると考えますか。

西條:社会の変化は、どんどん早くなっています。先ほどの科学の限界の話も関係してくるのですが、社会が変わっていくなかでは、「変わらないもの」が大切になってくる。いつでも使える普遍的な考えを軸に、変化するものを洞察できるようになるんです。日本のMBAではこの「実学としての哲学の有用性」を認識できている人はほとんどいませんが、海外を追認してこれから増えていくでしょう。

Q:ご著書『チームの力』のなかでは、リーダーシップは組織行動で最もよく研究されてきたにもかかわらず、あまり進んでいない分野であることがよくわかる、と書かれていました。その理由を教えて頂けますか。

西條:理由は、リーダーシップというものが統計に偏重した従来の科学的アプローチにマッチしないところにあります。基本的に、科学というのは、個人差を誤差として切り捨てて「誰にでも当てはまるリーダーシップ論」というのをつくろうと考える。

ところが、リーダーシップは思いきり「人」に依存しています。同じ台詞でも誰が言うかによって、まったく意味が変わってくる。尊敬している上司から「頑張っているね」と声をかけられたらモチベーションが上がるでしょうけど、ダメ上司から言われたら「いや、おまえが頑張れよ」と思うだけですよね(笑)。科学的アプローチでは、ここを落としてしまっている。だから遅々として発展しない。

リーダーシップとは目的を実現するための手段のひとつである以上、やはり状況と目的によって変わります。さらに状況の真ん中にはリーダーシップを発揮する「自分」がいて、向き不向き、合う合わないがあるわけです。どこかの本に書いてあるものをそのまま使ってもダメな理由はここにあります。自分の本質(特性)を深く理解したうえで、自分なりのリーダーシップをカスタマイズしていく必要があるんですね。
「哲学」に力を入れているビジネススクールは?
Q:高校時代、テニス部の部長になり苦い経験をされたことで、心理学に興味をもたれたと伺いました。ですが、11年に「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、14年には世界で最も権威あるデジタルメディアのコンペティション「アルス・エレクトロニカ賞」で最優秀賞にあたる「ゴールデン・ニカ」を受賞されるまでになりました。リーダーとしてのあり方は変わりましたか。

西條:テニス部の部長のときは、前例を疑うことを知らず、厳しくやればやるほどよいと思っていたダメなリーダーでした。

プロジェクトを立ち上げたときはすでに構造構成主義の考え方が身についていました。やり方はどんどん変えていい、変わって当たり前なんだ。そうとらえられているかどうか、なんですね。

西條剛央◎早稲田大学大学院商学研究科MBAコース客員准教授。専門は組織心理学、哲学。2011年4月に「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、ボランティア未経験ながら約3,000人を擁する日本最大級の総合支援プロジェクトへと成長させる。「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」を受賞。近著に『チームの力』(筑摩書房刊)。

■「哲学」に力を入れているビジネススクール
ウェイクフォレスト大学ビジネススクール:2014年に「なぜ、資本主義?」という講座を開設。19世紀の経済学者フレデリック・バスティアの『見えるものと見えないもの』などを読む。

コペンハーゲンビジネススクール:2007年に「組織哲学」という講座を開設するなど、早い段階から哲学に注目。ジークムント・バウマン『近代とホロコースト』などを読む。

ロンドン・ビジネス・スクール:2014年に「ノーベル・シンキング」という講座を開設。ノーベル賞受賞者の意思決定や経済理論などを学ぶ。
Forbes JAPAN 編集部


なぜLINEで知らない人と出会うのか

2017年03月06日 02時00分00秒 | 日記

「誰か呼んだ?」「呼んでない!」「アイツは変な形で参加してくるんだよな~」「まさかこの場所、誰か教えたのか?」など、飲み仲間のLINEを見ていると、スマホの情報交換のスピーディーさに驚いた。

必ずSMSで連絡して来た不動産マンもスマホにする様だ。今だと遠隔で自宅に居ながらスマホの使い方をマンツーマンで教えて貰えるレッスン付だとか。

ITマンが危惧していたのは「子供の頃からLINEをすると、知識、文字だけを求め、相手の雰囲気とか、接することが面倒とかなると大変。文字だけ見て相手のオーラとか感じようとしないワケだから。相手の眼の動きとか見ればウソを言っているか分かるだろう、これを感じられる能力が乏しくなるのさ。」

私はあえて相手との目線を外す時がある。それは相手の感情に呑まれない為に、相手の思いを冷静に分析出来るように目線をあえて外すんだが。

風邪気味の父は点滴で熱も微熱から平熱に。ドクターは「風邪の熱じゃ無いですよ。前に泌尿器科で入院されましたよね。その炎症の原因の菌がまた出て来たのでは?」と。

その父が新千歳空港まで行く時は必ず●○タクシーを使うので、今回はお店の方にその会社のタクシーを呼んで貰った。
そうすると来た車がアルファード。もうビックリしつつ、この車、乗用車と料金が違うのですか?と聞いた。

ドライバーさんが「いいえ、たまたまこの近くに居たから無線が入ったと思います。料金は乗用車と変わりません。」と。

中高生はなぜLINEで知らない人と出会うのか 「自画撮り」による被害が深刻化している
03月04日 05:00       東洋経済オンライン
(前略)
なぜ自分の裸や下着姿の画像を簡単に送ってしまうのか、大人には理解できませんね。中高生たちは、スマホの向こうにいる人が危険な人物であるとは考えていないのです。普段、危ない場所には近づかず、不審な人物とは出会わない生活を送っているため、想像力が働かないのでしょう。相手が同年代の女子を装っているケースもあり、友達とのおしゃべりの延長で送ってしまったり、有料スタンプやコンサートのチケットをあげると持ちかけられる手口もあったそうです。

ところで、中高生はこうした大人とどうやってLINEで出会っているのでしょうか。

LINEは2013年9月から順次、出会い系被害を未然に防ぐため、18歳未満によるID取得と検索機能の制限を実施しました。LINEのIDは英数字の文字列だけでアカウントを教えることができる便利な機能なのですが、掲示板やTwitterなどに書き込みやすく、また取得したIDは変更することができないため、一度流出するとアカウントを削除するしか自分を守る手立てがなくなります。そこで、LINEは青少年保護のために18歳未満のID取得を禁じたのです。つまり、現在は子どもの名義で携帯電話を契約していれば、IDを使ってアカウント交換することはできません。

しかし、LINEで知らない人と出会う新たな方法が、新機能のサポートにより生まれているのです。それは「タイムライン」でハッシュタグを使う方法です。

ハッシュタグで公開投稿を検索できる

「#profile」の検索画面。LINEアカウントのURLを張る人もいた(筆者撮影)

LINEでつながっている「友だち」に近況を投稿できる「タイムライン」は、投稿の公開範囲を「全体に公開」に設定できるようになりました。「全体に公開」した投稿は、LINEユーザー全員に読まれます。「全体に公開」に設定された投稿には、地球のアイコンが付いています。

さらに、タイムラインの投稿に「#(ハッシュタグ)」機能がサポートされました。たとえば「#バレンタイン」といった文字列を投稿に追加すると、ハッシュタグをタップするだけで、同じハッシュタグの投稿を検索することができます。検索結果に表示される投稿は公開範囲に準じているので、「友だち」に限定した投稿なら自分の友だちにしか表示されませんが、「全体に公開」にすると、「友だち」以外にも自分の投稿が表示されます。

この2つの機能がサポートされたことにより、LINEユーザー全体の投稿をハッシュタグで検索できるようになったのです。

そして2016年秋、LINEはプロフィール画像を変更した際、「#profile」というハッシュタグを自動で付けてタイムラインに投稿する機能をサポートしました。設定を変更しなければ、プロフィール画像を変更するだけでハッシュタグ付き投稿になり、さらに公開範囲が「全体に公開」であれば、LINEユーザーにプロフィール画像を変更した投稿が公開されてしまう状況になったのです。

現在は「#profile」の自動付与はないため、プロフィール画像の変更に不安を感じる必要はありません。しかし、これをきっかけに「#profile」タグが広く知られ、異なった使い方がされるようになりました。

今や「#profile」は、知らない人と出会えるハッシュタグになっています。「#profile」の画面には、「暇だから誰かはなそ」「無言追加おっけーです」などの文章が次々と投稿され、「話したい」「追加したい」といったコメントが表示されていきます。

その様子を実際に見たい人は、タイムラインで公開範囲を「自分のみ」に設定し、「#profile」を付けて投稿してみてください。次に、自分の投稿にあるハッシュタグをタップします。すると、ハッシュタグ検索画面が表示されます。ここに表示される投稿は、「全体に公開」に設定された「#profile」ハッシュタグの投稿です。
(以下略)


「魂でもいいから、そばにいて」

2017年03月06日 00時00分00秒 | 日記

間もなくあの日がやって来る。
3.11で検索するとこちらの記事が眼に止まった。

『魂でもいいから、そばにいて』
こちらの本の目次には「携帯電話に出た伯父の霊」とあり、携帯電話でも不思議な現象が起きたんだ。

記事を読んだ後、震災で他界した方々の魂を思うと「そちらの世界は分かりませんが、安らかにお過ごし下さいませ」と、合掌せずには居られなかった。

遺族が経験した「3.11後の霊体験」とは何か 亡くなった時間に、お別れのあいさつに
03月04日 17:30               東洋経済オンライン
あの日から、もうすぐ6年の月日が経とうとしているが、今だに震災について語るべき言葉を持っていない。身の回りで大きな被害があったわけでもない。知人や親戚が被災地にいたわけでもない。ボランティア活動に参加したこともない。

そんな自分が何を語ろうとしても、言葉が軽くなってしまう。同じようなためらいを感じている方は、案外多いのかもしれない。しかし本書『魂でもいいから、そばにいて』は、意外な切り口からそのような壁を取り払ってくれ、最も大切な姿勢が何かを教えてくれた。

数年前から被災地で、まことしやかに囁かれてきた不思議な体験の数々。多くの人にとってかけがえのないものでありながら、「誰も信じてくれないから」と胸に秘められてきたのは、大切な「亡き人との再会」ともいえる体験談であった。偶然の一言では片付けられない話ばかりが、次々と飛び出してくる。

被災地で囁かれてきた不思議な体験の数々

中でも圧倒的に多いのは、亡くなった家族が夢に現れるという現象である。夢とは思えないほどリアリティに溢れ、当人と言葉を交わすようなケースも多い。その次に多いのが、「お知らせ」というものだ。亡くなった時間に、お別れの挨拶に来たという証言する人は少なくない。また、携帯電話を通しての不思議な現象も散見された。

このような霊的体験は、阪神・淡路大震災の時にはほとんど見られなかったという。オガミサマと呼ばれるイタコのような風習が古くから生活の一部になっていたように、東北には土着の宗教心が今も潜在意識の中でしっかり流れている。それが霊を見たり、感じさせたりということにつながっていくのだろうか。

被災で亡くなった人と残された人。その差に、何か明白な原因があったわけではない。あまりにも理不尽な分断が、ある日突然起こった。だからこそ両者は、その分断を目には見えない何かで埋めようとするのかもしれない。

あの悲劇を一刻も早く忘れたい、でも大切な人のことを忘れたくない。そんな忘却へのジレンマが、その人固有の物語を生み出していく。本書は、そんな人々の物語だ。

“私は眠ったら妻や娘に逢えると思うから、自分自身が死んだつもりになって寝るんです。(亀井繁さん)”

妻と娘を喪った、亀井繁さん。遺体が見つかり、火葬を終えた日の夜中のこと、二人が自分に向かって手を振っている姿を目の当たりにする。「ああ逢いに来てくれたんだ」と手を伸ばしたその時、目が醒めたという。繁さんはその後も何度か同じような経験をし、こうした出来事を大学ノートに記録するようになった。

夢のようなひと時を、夢の中で過ごす。ある時は「私がいないとつまんない?」と妻から尋ねられ、ある時は「どこにも行かないよ」と声を掛けられた。むろん夢から醒めてしまえば、想像を絶する地獄が待っている。だが、夢の中だけでもあの頃に戻れるのであれば、たしかな希望を感じることができるそうだ。
(以下略)


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