沢山の記事がある中でこの言葉が目に止まった。
“政治の貧困”
以下の記事を読んで何気に感じたのは、目線を鍛える事の大切さ。目の前の事に心が動いてしまっては…
「政治の貧困が安倍1強生む、岸田氏『人間力鍛えて』」 自民党宏池会名誉会長、古賀誠さんインタビュー(中)
https://news.goo.ne.jp/article/47news_reporters/politics/47news_reporters-20191205135709
−長期政権のデメリットは。
「一番はっきり言えるのは、やっぱり政府と政党とのバランスが崩れている。そのことは残念ながら言えるのではないか。メディアにも国民にも『安倍1強』という言葉が一人歩きする。それは何も安倍さんの責任だけではなくて、安倍さんが悪いのではなくて、安倍政権に対して、政党としての自民党の力、また役割、こういったものが果たせていないため、バランスが崩れていると僕は思う」
―その原因はなんでしょうか。
「いろいろな要因がある。小選挙区制度だっていう人もいるし、安倍さんの個性だという人もいるし、国会議員の質の劣化だという人もいる。だから一つに絞って言えるような要因ではない。それが総合的なものとして、今、残念ながら与党と政府とのバランスが崩れているということではないか」
―著書でも安倍1強をつぶやく政治家に対し「安倍首相に何か言ったのか」と苦言を呈していますね。
「そうそう。何も言わずに、言うことだけ聞いていてね、影では『安倍1強だ、けしからん』という人がいるかもしれない。それはおかしい。やっぱり、自分の志や自分の信念を政府にきちんと言って、そしてお互いに議論しなければ。与党と政府とのバランスを作って、そういう努力っていうのは、全然足りていないなと、残念に思っている」
―「与党と政府とのバランスが崩れた」という見方についてさらに聞きたい。安倍政権だから起きたのか、それとも政治の安定を図るが故に起きてしまったのでしょうか。
「政治の貧困によって起きてきているということだ。先も言ったように本来政府と支える政党というのは全ての面でバランスが必要。それが崩れたと言うことに尽きる」
―今、目の前にある政治ではなく、それとは違う政治の在り方を目指す想像力を持っていかないと、「政治の貧困」が起こるのではないでしょうか。