あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

GEA⇒SVG

2006-03-25 19:24:08 | 術者、勉強になった症例
さっきのオペはGEA腐ってたので結局SVGとなってしまい残念、しかもボスが元気で6本もつないでくれて、夜勤明けとしては眠くて眠くて大変でした、でも、ボスからグッドニュースあり、今日はご機嫌だったのか、今後、ルーチンでIMA採取をまかせてもらえることとなった。
ただし、ミスしたら、それなりのペナルティを与えるとのこと。
以前、北海道の大野病院に見学行ったときは、道井先生は厳しい方で、ミスをしたレジデントはしばらくの間、手術室に入れないというペナルティを課せられてたとのを思い出した、唯一、手術室に入れるのは、閉胸の助手として呼ばれるのみで、それまでは手術も見ることも許されない、ふてくされてるレジデントもいた。←この人反省の色無し。
道井先生よくわかってらっしゃる、なぜなら、意気揚々と修行に来ているレジデントにとって、手術室に入れてもらえないというのは一番つらいペナルティだと思う。そのことをうちのボスに言ったら、手術室に入れないなんて、そんなんは仕事無くて楽できるだけや無いか、ペナルティにはならへんとのこと。うちみたいに猫の手でも借りたいぐらいの施設は、ミスしても手術室入れないということはなさそうである。

今は、前へ出る時期のようだ、出れるだけ出てやろう。またすぐ、じっと堪える時期がやってくるのだろうから、今を楽しんでやるぞ。

GEA

2006-03-25 10:47:38 | Weblog
今日の準急のCABGはやはり若いので動脈でと言うことで両側IMAとGEAで5~6枝つなぐとのこと、なんかボス気合入ってるなー。
そんでもって俺はGEAを取らせてもらうことになった、やはりなにかしら出番があるのと無いのとでは、手術に対するモチベーションが違うものである。
それではそろそろ取りにいってきまーす。

拾い物

2006-03-25 06:28:51 | 緊急
昨日今日と連続して当直であるが、昨夜の当直ではUAPがきてカテしたら右とCXのトータル、LADは99%の二段締めであった。トロポニンもCKMBも動いてたので、たぶん一度つまっておりリーセントAMIと思われる。
一般的には緊急CABGの適応であるが、うちの施設ではこんな症例でも外科に回ってくることはまず無い、そのままPTCAかと思いきや、なんと外科に回ってきた。
昼間のルーチンで見つかった症例であればPTCAやってしまうが、症状あって夜間に来ていること、それなりに難しそうだと言う理由からめずらしく外科に回ってきた。
もっともらしい理由であり、内科のK先生なんて素敵な方なんでしょうと思ったが、あとで下々の者にきいたところ、いつもならやってる、今日外科に回した最大の理由は明日自分が学会発表があるからだと、、、、。なんだ、だまされるところだった、偽善、いつでも目が笑っていないK先生、おそろしや。でもまー、少ないやりやりのバイパスゲットできたので良いのだが。結局、IABPいれて今日の朝一で準急でやることとなったが、ただいま不安とIABPのためか早速不穏になり、看護婦さんからどうにかしてくれとのコールコールで、あんまり眠れなかった。
週末ですが、火曜日休みだった分と考えればOK、しかも俺はどうせ当直だったのでラッキーか?今日も静脈の一本でも取らせてもらえるとよいのだが、65歳重度DMなので静脈はないかなー。