今日、内科の先生から相談を受けまして、shaggy aorta で下肢のblue toeを繰り返す患者さんがいまして、腹部大動脈を人工血管置換できないかとの相談があり、一緒にCTを見ましたが、shaggy aortaは腹腔動脈付近から総腸骨まで続いており、置換は難しいと思われ、大動脈を閉じてしまって、非解剖学的にバイパスを置くしかないかなと考えまして、先ほど少し調べたら、やはり、それがいいみたいです。
私も、いままでこのような手術症例は経験したことがありませんが、
総大腿動脈で結紮してしまい、腋窩動脈から総大腿の末梢にバイパスをおくという方法です。これで、下肢への塞子の心配は無くなり、しかも、大動脈内の血流が落ちることにより、コレステロール結晶の上にフィブリン血栓が形成されることで、塞子の剥がれるのを防いでくれるというのです。ただ、問題は腋窩-大腿動脈バイパスは開存率が悪いということ、それと、腹部分枝付近には塞子が残り、いつ、腹部分枝が詰まってもおかしくない状況を残してしますことです。。しかし、ほっておいて足一本切断することを思えば、やる価値は十分にあるのかと思います。
もちろん、腎動脈以下のものであれば、人工血管置換するのがいいのでしょう。
また、カンファレンスで検討したいと思います。
私も、いままでこのような手術症例は経験したことがありませんが、
総大腿動脈で結紮してしまい、腋窩動脈から総大腿の末梢にバイパスをおくという方法です。これで、下肢への塞子の心配は無くなり、しかも、大動脈内の血流が落ちることにより、コレステロール結晶の上にフィブリン血栓が形成されることで、塞子の剥がれるのを防いでくれるというのです。ただ、問題は腋窩-大腿動脈バイパスは開存率が悪いということ、それと、腹部分枝付近には塞子が残り、いつ、腹部分枝が詰まってもおかしくない状況を残してしますことです。。しかし、ほっておいて足一本切断することを思えば、やる価値は十分にあるのかと思います。
もちろん、腎動脈以下のものであれば、人工血管置換するのがいいのでしょう。
また、カンファレンスで検討したいと思います。