3時に一度起こされて
その後は、
7時頃ツレのガサゴソとさせる物音で目が覚めた
ツレの部屋に行くと
「サッチャンを起こすの悪いから自分でしたよ」と言って溲瓶を指さす
そのまま起きてしまうが、私はまたも寝不足だ
着替えをさせようとしてると、「トイレに行きたい」と言うので
急いでトイレに連れて行く
ツレが歩いてのことだからユックリで時間がかかる
イライラしそうになるが此処で怒ったら負けだと思い
急かせたくなるのをグッと我慢する
ツレはそんな私には全く気が付かないので
トイレと洗面を済ませると
「は~さっぱりした、自分で顔を洗うって気持ちがいいね~」とご機嫌だ
今朝のメニューは焼きサンド
ツレはやっぱりパン食の方が食が進むようだ
食後2階に上がると言うので連れて行くと
仕事などをしたくなったようで
「あれ、取って~!これ、取って~!」と言い
私が「もう下に行くよ」と言っても
「もう少し此処に居てよ~」と言う
私のことを本気で自分の秘書だと思っている様子
私は自分の仕事の方が大事
家事やツレの介護に時間を取られ過ぎると
焦りを覚えてきてツレに優しく接するのが難しくなってくる
この件は近いうちに二人で話し合いをする必要があるなと思うけれど
現状ではツレには酷かな?とも思うので今は黙っている
まだ自分でできることが限られているのだから
仕事の再開も少しずつだと思うのに
「来週は社長を交えてお話したいから病院まで社長を連れて来てくれない?」
「それとも、僕が家で待っていて
勉強会が終わったら家に来て貰ってお話出来ない?」
「いっそのこと、もう退院しちゃおうかな?」とか言い出す
仕事は甘えじゃ次に続かない
可哀相だけど今のパパじゃ仕事で会って貰うのは無理があるよと
心の中で返事をする
しかしツレにこの事を伝えたら
また怒り出すのが想像出来てこれも黙っている
遅めの昼食を二階で済ませて
階下に降りる支度をしてもらっていると
自分から「降りたら後で外に出てみよう」と言い出す
そういう積極性が出て来たことは
介護タクシーなどから自立できることが期待でき嬉しくなる
下に降りてから
新しいプリンターに盤面印刷のソフトを
私のパソコンにインストールしてくれたので
試しに印刷してみたらとても綺麗に出来たのでビックリ
それが終わってからツレの靴を外履きに履き替えさせ
いざ挑戦と言うときになって
「恐い・・・」と後、一歩を踏み出せずに、あと戻りしてしまう
「これぐらい簡単に乗り越えられる筈でしょう?
夕べ入ったお風呂場の段差よりも低いよ!
大丈夫だから、出来るよ~!」と言っても
頑として歩き出さない・・・
この弱虫めぇ~!と
期待も大きかったのでガックリして
ツレと口もききたくなくなる
ツレが一眠りした後、自分で起きだして
「迎えの時間が気になるから窓のところで待つよ」と
独り言をいいながらフラリフラリと一人で歩いているのを
目の端に捉えながらお皿を洗っていると
ツレの姿が私の仕事部屋に消えた
「なんだ、やっぱりちゃんと歩けるじゃないか」と安心した直後
「あっ・・・!あぁ~!助けてサッチャン!!」という叫びを聞き
ツレの所に飛んで行く
ツレが絨毯の上に倒れていて「痛いよ~」と泣いている
抱き起こすと
テーブルと床に血が流れているので動転しながら出血の部位を確認する
左耳をザックリと切ってしまってブラブラと動くので
「これは縫わないと駄目だ」と言うと
「縫うのは恐いから嫌だ」と返事
そんなツレにかまっている時間はない
急いで緑成会病院に電話をすると
「縫う必要があるなら、こちらは今夜は内科の女医が当直しているだけなので
何処か別な病院で処置をしてから戻って下さい」という
次に昭和病院に電話をする
「今夜は泌尿器の医師がいるだけなのですが
応急処置だけでいいですか?」と聞いてくる
「縫う必要があると思うので縫えますか?」と聞いても
ハッキリした返事がないので一旦電話を切り
今夜の救急を担当しているもう一カ所の西東京病院に電話をする
「こちらも応急処置程度しか多分出来ないので縫えないと思いますが
それでもいいですか?」と聞いてくる
なにが救急担当だよ~と思い
どうせ応急処置だけなら緑成会でも同じじゃないの?と
緑成会にもう一度電話をして
「応急処置ならそちらでも同じだと思うので帰院してもいいか?」と再確認してみる
しかし
「見ないと解らないけれど縫った方が良いなら
やっぱりその処置をしてもらってから来てください」と
またも言われ
西東京に行く決心をして電話で受診を申し込んで
緑成会に経過を報告しておく
ふと移動の手段をどうしようと思い
タクシーに乗れないツレを
耳を切ったぐらいで救急車を手配するのは嫌だし
介護用の送迎の車を手配するのは
私の土地勘のない西東京の方がもっと大変かな?と急に不安になる
家から近いし
院内の様子の分かっている昭和病院にした方がいいなと急遽判断して
昭和病院に申し込んでから西東京をキャンセルして
再度経過を緑成会に電話しておく
私が必死で手配をしたり電話番号を確認したり
ツレの応急処置をする為に家を飛び回っている間
ツレは床に座ったままで「痛いよ~」「側に居てよ~」
「緑成会に戻りたいよ~なんで緑成会じゃだめなのよ~」と絶えず言っている
少しの時間ツレの側にいると
「俺、どうしたの?」「なぜ此処に居るの?」
「どうなったの?」とまるで健忘症になったように
ボ~として質問を繰り返すので頭の打ち所が悪かったのか・・・?
打った拍子に脳出血の後遺症に悪影響がでて
記憶に障害がでてしまったのか?と恐い想像が湧いてきて
不安に押しつぶされそうになる
しかし迎えの介護タクシーが来るまでの時間に
やらねばならない事の山積みで
「パパにとって一番いいと思うことをしているんだから
お願いだから言うことを聞いて!黙っていて!」となだめて
自分の不安を打ち消しやっと全ての手配を終えた途端に
迎えの介護タクシーが到着する
運転手さんに行き先の変更を申し出て
帰りの手配が出来るかどうか聞くと
「大丈夫ですよ。終わったら電話してください」と言うので
本当にホッとする
昭和病院に着いてから
たくさんの救急患者の間に車椅子のツレを置いて
向かいのソファーに座りツレの顔を見ていると
案外冷静な顔をしているので少し安心できた
それから、どれぐらい待たされたのだろう
ツレの診察がやっと始まり
やはり縫うと言うことに決まる
部屋を出てくれと私に指示があるので
「臆病なので私に側に居てくれと言うと思うんですが・・・」と
言いながら外に出る
直ぐに看護婦さんが迎えに来て
「旦那様が呼んでくれと言ってます」と言う
救急処置室に戻りツレを見ると、とても不安そうにしている
ツレを処置ベッドに横にならせて靴を脱がせて待機
先生が縫い始めてからしばらくして、少し処置が止まった時
ツレが顔を私の方に振り向けて
「左手が痛いからどうにかして」と言ってくる
見ると手首を変な格好に折れ曲げてしまっていたので直して
「先生の邪魔になるからじっとしてね」と言い聞かせる
先生の後ろからなので治療部位は見えないけれど
先生の手つきが器用そうに動いているのと
時折見える先生のツレを見る目つきが
とてもいい目つきをしているなと感心して
安心して待っていれた
耳たぶの後ろも縫うことになりその箇所を押さえる為に呼ばれた看護婦さんに
「あとどれ位なの・・・?」とツレが聞いている
ツレの顔を覗き込みながら
「もう少しですからね」と返事をしながら私の方をみて
「ふふふ」と看護婦さんが笑っている
今夜の救急処置室は戦場のような混み具合で
殺伐とした雰囲気の中
看護婦さんのその笑顔と先生のツレの傷だけを見ていて下さっている集中力に
今夜はやはり昭和病院に来て良かったと思った
やっと処置が終わり縫ったのは15針と聞かされた
緑成会に戻ると廊下で出会った看護婦さん達が
「大変だったわね大丈夫?」と慰めてくれるので
ツレはいっぺんでご機嫌になりニコニコ、デレデレと返事をしている
面会時間をとっくに過ぎているので
早くツレの部屋に行きたい私はハラハラしているのに
ツレはもっと話していたい様子
やっとパジャマに着替えさせ
取っておいて貰えた夕食を食べさせ終わると
急激に疲れが出てきたので
「今夜は此処に泊まってくれない?」などと
困った質問をしてくるツレを急かせてベッドに入れて帰宅する
ニワライフ7包ロイヤルセレクト6粒
その後は、
7時頃ツレのガサゴソとさせる物音で目が覚めた
ツレの部屋に行くと
「サッチャンを起こすの悪いから自分でしたよ」と言って溲瓶を指さす
そのまま起きてしまうが、私はまたも寝不足だ
着替えをさせようとしてると、「トイレに行きたい」と言うので
急いでトイレに連れて行く
ツレが歩いてのことだからユックリで時間がかかる
イライラしそうになるが此処で怒ったら負けだと思い
急かせたくなるのをグッと我慢する
ツレはそんな私には全く気が付かないので
トイレと洗面を済ませると
「は~さっぱりした、自分で顔を洗うって気持ちがいいね~」とご機嫌だ
今朝のメニューは焼きサンド
ツレはやっぱりパン食の方が食が進むようだ
食後2階に上がると言うので連れて行くと
仕事などをしたくなったようで
「あれ、取って~!これ、取って~!」と言い
私が「もう下に行くよ」と言っても
「もう少し此処に居てよ~」と言う
私のことを本気で自分の秘書だと思っている様子
私は自分の仕事の方が大事
家事やツレの介護に時間を取られ過ぎると
焦りを覚えてきてツレに優しく接するのが難しくなってくる
この件は近いうちに二人で話し合いをする必要があるなと思うけれど
現状ではツレには酷かな?とも思うので今は黙っている
まだ自分でできることが限られているのだから
仕事の再開も少しずつだと思うのに
「来週は社長を交えてお話したいから病院まで社長を連れて来てくれない?」
「それとも、僕が家で待っていて
勉強会が終わったら家に来て貰ってお話出来ない?」
「いっそのこと、もう退院しちゃおうかな?」とか言い出す
仕事は甘えじゃ次に続かない
可哀相だけど今のパパじゃ仕事で会って貰うのは無理があるよと
心の中で返事をする
しかしツレにこの事を伝えたら
また怒り出すのが想像出来てこれも黙っている
遅めの昼食を二階で済ませて
階下に降りる支度をしてもらっていると
自分から「降りたら後で外に出てみよう」と言い出す
そういう積極性が出て来たことは
介護タクシーなどから自立できることが期待でき嬉しくなる
下に降りてから
新しいプリンターに盤面印刷のソフトを
私のパソコンにインストールしてくれたので
試しに印刷してみたらとても綺麗に出来たのでビックリ
それが終わってからツレの靴を外履きに履き替えさせ
いざ挑戦と言うときになって
「恐い・・・」と後、一歩を踏み出せずに、あと戻りしてしまう
「これぐらい簡単に乗り越えられる筈でしょう?
夕べ入ったお風呂場の段差よりも低いよ!
大丈夫だから、出来るよ~!」と言っても
頑として歩き出さない・・・
この弱虫めぇ~!と
期待も大きかったのでガックリして
ツレと口もききたくなくなる
ツレが一眠りした後、自分で起きだして
「迎えの時間が気になるから窓のところで待つよ」と
独り言をいいながらフラリフラリと一人で歩いているのを
目の端に捉えながらお皿を洗っていると
ツレの姿が私の仕事部屋に消えた
「なんだ、やっぱりちゃんと歩けるじゃないか」と安心した直後
「あっ・・・!あぁ~!助けてサッチャン!!」という叫びを聞き
ツレの所に飛んで行く
ツレが絨毯の上に倒れていて「痛いよ~」と泣いている
抱き起こすと
テーブルと床に血が流れているので動転しながら出血の部位を確認する
左耳をザックリと切ってしまってブラブラと動くので
「これは縫わないと駄目だ」と言うと
「縫うのは恐いから嫌だ」と返事
そんなツレにかまっている時間はない
急いで緑成会病院に電話をすると
「縫う必要があるなら、こちらは今夜は内科の女医が当直しているだけなので
何処か別な病院で処置をしてから戻って下さい」という
次に昭和病院に電話をする
「今夜は泌尿器の医師がいるだけなのですが
応急処置だけでいいですか?」と聞いてくる
「縫う必要があると思うので縫えますか?」と聞いても
ハッキリした返事がないので一旦電話を切り
今夜の救急を担当しているもう一カ所の西東京病院に電話をする
「こちらも応急処置程度しか多分出来ないので縫えないと思いますが
それでもいいですか?」と聞いてくる
なにが救急担当だよ~と思い
どうせ応急処置だけなら緑成会でも同じじゃないの?と
緑成会にもう一度電話をして
「応急処置ならそちらでも同じだと思うので帰院してもいいか?」と再確認してみる
しかし
「見ないと解らないけれど縫った方が良いなら
やっぱりその処置をしてもらってから来てください」と
またも言われ
西東京に行く決心をして電話で受診を申し込んで
緑成会に経過を報告しておく
ふと移動の手段をどうしようと思い
タクシーに乗れないツレを
耳を切ったぐらいで救急車を手配するのは嫌だし
介護用の送迎の車を手配するのは
私の土地勘のない西東京の方がもっと大変かな?と急に不安になる
家から近いし
院内の様子の分かっている昭和病院にした方がいいなと急遽判断して
昭和病院に申し込んでから西東京をキャンセルして
再度経過を緑成会に電話しておく
私が必死で手配をしたり電話番号を確認したり
ツレの応急処置をする為に家を飛び回っている間
ツレは床に座ったままで「痛いよ~」「側に居てよ~」
「緑成会に戻りたいよ~なんで緑成会じゃだめなのよ~」と絶えず言っている
少しの時間ツレの側にいると
「俺、どうしたの?」「なぜ此処に居るの?」
「どうなったの?」とまるで健忘症になったように
ボ~として質問を繰り返すので頭の打ち所が悪かったのか・・・?
打った拍子に脳出血の後遺症に悪影響がでて
記憶に障害がでてしまったのか?と恐い想像が湧いてきて
不安に押しつぶされそうになる
しかし迎えの介護タクシーが来るまでの時間に
やらねばならない事の山積みで
「パパにとって一番いいと思うことをしているんだから
お願いだから言うことを聞いて!黙っていて!」となだめて
自分の不安を打ち消しやっと全ての手配を終えた途端に
迎えの介護タクシーが到着する
運転手さんに行き先の変更を申し出て
帰りの手配が出来るかどうか聞くと
「大丈夫ですよ。終わったら電話してください」と言うので
本当にホッとする
昭和病院に着いてから
たくさんの救急患者の間に車椅子のツレを置いて
向かいのソファーに座りツレの顔を見ていると
案外冷静な顔をしているので少し安心できた
それから、どれぐらい待たされたのだろう
ツレの診察がやっと始まり
やはり縫うと言うことに決まる
部屋を出てくれと私に指示があるので
「臆病なので私に側に居てくれと言うと思うんですが・・・」と
言いながら外に出る
直ぐに看護婦さんが迎えに来て
「旦那様が呼んでくれと言ってます」と言う
救急処置室に戻りツレを見ると、とても不安そうにしている
ツレを処置ベッドに横にならせて靴を脱がせて待機
先生が縫い始めてからしばらくして、少し処置が止まった時
ツレが顔を私の方に振り向けて
「左手が痛いからどうにかして」と言ってくる
見ると手首を変な格好に折れ曲げてしまっていたので直して
「先生の邪魔になるからじっとしてね」と言い聞かせる
先生の後ろからなので治療部位は見えないけれど
先生の手つきが器用そうに動いているのと
時折見える先生のツレを見る目つきが
とてもいい目つきをしているなと感心して
安心して待っていれた
耳たぶの後ろも縫うことになりその箇所を押さえる為に呼ばれた看護婦さんに
「あとどれ位なの・・・?」とツレが聞いている
ツレの顔を覗き込みながら
「もう少しですからね」と返事をしながら私の方をみて
「ふふふ」と看護婦さんが笑っている
今夜の救急処置室は戦場のような混み具合で
殺伐とした雰囲気の中
看護婦さんのその笑顔と先生のツレの傷だけを見ていて下さっている集中力に
今夜はやはり昭和病院に来て良かったと思った
やっと処置が終わり縫ったのは15針と聞かされた
緑成会に戻ると廊下で出会った看護婦さん達が
「大変だったわね大丈夫?」と慰めてくれるので
ツレはいっぺんでご機嫌になりニコニコ、デレデレと返事をしている
面会時間をとっくに過ぎているので
早くツレの部屋に行きたい私はハラハラしているのに
ツレはもっと話していたい様子
やっとパジャマに着替えさせ
取っておいて貰えた夕食を食べさせ終わると
急激に疲れが出てきたので
「今夜は此処に泊まってくれない?」などと
困った質問をしてくるツレを急かせてベッドに入れて帰宅する
ニワライフ7包ロイヤルセレクト6粒
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