ツレは倒れてから初めて
普通のタクシーに乗って外泊の帰宅
心配していたけれど
案外スムーズに乗り込むことが出来て
「俺これで何処でも行けんじゃん♪
今度銀座に一人で行って来ようっと^^」とはしゃぐ
どうぞ、どうぞ!
一人歩きをしてくれるなら何処にでも行っておいで~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
しかし5分も走らないうちに
ツレは黙り込んで冷や汗をかき始めている
家に着く頃には酷い乗り物酔いで
「お昼は要らない」と言って寝る
昼寝から目覚めると「腹が空いた」と言って
かなり食べるので一安心
これから
またタクシーに乗ると思うと恐怖心が芽生えて来たようで
「今夜の落語はキャンセルにして」と言う
それじゃチケット代金の5000円がフイになると言うと
「やっぱり行こうかな」と、やっと行く気になる
行く気になった途端に今度は
「何を着ていこうかな?」とお洒落する気が満々
白のポロシャツにベージュのチノパンでベルトを締めると言う
トイレの時間を余分に取られるので心配だったけれど
どうしてもトレーニングズボンでは嫌だと言うので
希望の物に着替えさせる
タクシーを呼んで
開場時間の一時間も前にルネ小平に着いた
全席自由席だったので既に、かなりの人が並んでいる
その列の最後尾に並ぶと
ツレが「車椅子用の入り口があるか聞いて」と言う
係の人が車椅子のツレを見ても、何の反応も無かったのだから
障害者だから配慮しろという態度はしたくないと思い
ツレの要求には知らん顔して並んで待つ
やっと会場に入れ
障害者用のトイレの場所も確認して一安心して着席
開演前にツレをそのトイレに連れて行き、使用中のドアの外で待つ
10分待っても出てくる様子もなく人の気配もしない
係の人に調べてもらうと
室内ボタンの締まるを押してから直ぐに出てしまうと
使用中と表示されたままでドアは閉まっているのだそうだ
係の人が開けてくれた室内には、誰も居なかった
トイレを済ませることが出来て
席に戻ると10席ある障害者用の席は満席になっている
ツレと同じように、みなさん笑いに敏感なのかもと思う
落語が始まり
後楽さんと喬太郎さん達が面白くてツレはご機嫌で笑っている
中でも、たい平君が一番面白くて
ツレは
「ふっふっふっ・・・ふふふ・・・ふぅふぅっ!」と徐々に大きな声で笑っている
外出を怖がり引っ込み思案になって
何かの切っ掛けがないと冒険は出来ないだろうと思い
ツレの大好きな落語ならばと思ったけれど
こうしてルネに来られるまでには色々とあり
でも頑張って落語に来れて良かったと思う
帰宅する時になると、すっかり気持ちが大きくなり
ツレは「帰りは電車で帰ろう」と言い出す
丁度良い機会なので二人で挑戦する
小平駅に着くと改札に駅員さんが見当たらず
切符売りの人に「初めて乗るのですがどうしたらいいですか?」と教えてもらう
「介助する人が出来るならそのまま乗っても大丈夫ですよ」と言われ
ツレは急に気持ちが挫けてしまったようだ
しかし
私は「こんなに空いている時間に挑戦した方がいいよ。
恐がってばかりいたら何処にも出掛けられないからさ」と説得してホームに降りる
其処にも駅員さんが見当たらず
思い切って急行に乗ろうとしたがホームと電車の段差があって私も恐くなり諦める
ホームの反対側に待っている各駅の最後部に車掌さんを見つけ
急いで移動して
「一駅ですがお願いします」と言うと
「車椅子は此処を押すと言いですよ」と段差の解消法を教えて貰う
空いている車内に入り
電車が走り始めるとグランと揺れて私まで少し気持ちがわるい
前を向いているからかもと
窓方向に車椅子を向けてみるとややマシになり
暗くなった車窓を見ている
小平駅から花小金井駅までが、こんなに遠かったかしら?と思える
花小金井駅に着くと
車掌さんがもう一度私達を見に来てくれた
此処は段差がほとんど無かったので安心して降りれた
すっかり自信がついたツレは
「このまま銘酒館のママに会いに行こう」と言い出す
初挑戦が続き疲れも溜まっていることだろうと思い
余り気が進まなかったがお店に電話すると
丁度空いていると言うのでそのままお店に寄る
ママが階段を助けてくれてカウンターに座り20分ほど食べた所で
急にツレの緊張が取れてしまって
疲れがドッと出てきてしまい早々に帰宅することにした
タクシーを呼んでもらい二人で乗り込む
銘酒館の3人が、他のお客様が居られるのに
わざわざお店から出て来てくれて笑顔で車を見送ってくれる
ツレは感激の余り涙目になっている
家に帰り銘酒館さんへ「感謝しています」と電話を入れると言う
かえって仕事の邪魔になるだろうなとも思ったが
ツレ「こんな病気しますとね、人の優しさが身に染みてね・・・
みなさん優しいから・・・ありがとうございました」と
また涙声になってお礼を言っている
「サッチャンも疲れたろう、ありがとうね」と言って
お風呂にも入らずに寝てしまう
ニワライフ6包ロイヤルセレクト6粒
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/9f/fbb368e71a88c90f18dec5b0da664f79.jpg)
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心配していたけれど
案外スムーズに乗り込むことが出来て
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今度銀座に一人で行って来ようっと^^」とはしゃぐ
どうぞ、どうぞ!
一人歩きをしてくれるなら何処にでも行っておいで~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
しかし5分も走らないうちに
ツレは黙り込んで冷や汗をかき始めている
家に着く頃には酷い乗り物酔いで
「お昼は要らない」と言って寝る
昼寝から目覚めると「腹が空いた」と言って
かなり食べるので一安心
これから
またタクシーに乗ると思うと恐怖心が芽生えて来たようで
「今夜の落語はキャンセルにして」と言う
それじゃチケット代金の5000円がフイになると言うと
「やっぱり行こうかな」と、やっと行く気になる
行く気になった途端に今度は
「何を着ていこうかな?」とお洒落する気が満々
白のポロシャツにベージュのチノパンでベルトを締めると言う
トイレの時間を余分に取られるので心配だったけれど
どうしてもトレーニングズボンでは嫌だと言うので
希望の物に着替えさせる
タクシーを呼んで
開場時間の一時間も前にルネ小平に着いた
全席自由席だったので既に、かなりの人が並んでいる
その列の最後尾に並ぶと
ツレが「車椅子用の入り口があるか聞いて」と言う
係の人が車椅子のツレを見ても、何の反応も無かったのだから
障害者だから配慮しろという態度はしたくないと思い
ツレの要求には知らん顔して並んで待つ
やっと会場に入れ
障害者用のトイレの場所も確認して一安心して着席
開演前にツレをそのトイレに連れて行き、使用中のドアの外で待つ
10分待っても出てくる様子もなく人の気配もしない
係の人に調べてもらうと
室内ボタンの締まるを押してから直ぐに出てしまうと
使用中と表示されたままでドアは閉まっているのだそうだ
係の人が開けてくれた室内には、誰も居なかった
トイレを済ませることが出来て
席に戻ると10席ある障害者用の席は満席になっている
ツレと同じように、みなさん笑いに敏感なのかもと思う
落語が始まり
後楽さんと喬太郎さん達が面白くてツレはご機嫌で笑っている
中でも、たい平君が一番面白くて
ツレは
「ふっふっふっ・・・ふふふ・・・ふぅふぅっ!」と徐々に大きな声で笑っている
外出を怖がり引っ込み思案になって
何かの切っ掛けがないと冒険は出来ないだろうと思い
ツレの大好きな落語ならばと思ったけれど
こうしてルネに来られるまでには色々とあり
でも頑張って落語に来れて良かったと思う
帰宅する時になると、すっかり気持ちが大きくなり
ツレは「帰りは電車で帰ろう」と言い出す
丁度良い機会なので二人で挑戦する
小平駅に着くと改札に駅員さんが見当たらず
切符売りの人に「初めて乗るのですがどうしたらいいですか?」と教えてもらう
「介助する人が出来るならそのまま乗っても大丈夫ですよ」と言われ
ツレは急に気持ちが挫けてしまったようだ
しかし
私は「こんなに空いている時間に挑戦した方がいいよ。
恐がってばかりいたら何処にも出掛けられないからさ」と説得してホームに降りる
其処にも駅員さんが見当たらず
思い切って急行に乗ろうとしたがホームと電車の段差があって私も恐くなり諦める
ホームの反対側に待っている各駅の最後部に車掌さんを見つけ
急いで移動して
「一駅ですがお願いします」と言うと
「車椅子は此処を押すと言いですよ」と段差の解消法を教えて貰う
空いている車内に入り
電車が走り始めるとグランと揺れて私まで少し気持ちがわるい
前を向いているからかもと
窓方向に車椅子を向けてみるとややマシになり
暗くなった車窓を見ている
小平駅から花小金井駅までが、こんなに遠かったかしら?と思える
花小金井駅に着くと
車掌さんがもう一度私達を見に来てくれた
此処は段差がほとんど無かったので安心して降りれた
すっかり自信がついたツレは
「このまま銘酒館のママに会いに行こう」と言い出す
初挑戦が続き疲れも溜まっていることだろうと思い
余り気が進まなかったがお店に電話すると
丁度空いていると言うのでそのままお店に寄る
ママが階段を助けてくれてカウンターに座り20分ほど食べた所で
急にツレの緊張が取れてしまって
疲れがドッと出てきてしまい早々に帰宅することにした
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銘酒館の3人が、他のお客様が居られるのに
わざわざお店から出て来てくれて笑顔で車を見送ってくれる
ツレは感激の余り涙目になっている
家に帰り銘酒館さんへ「感謝しています」と電話を入れると言う
かえって仕事の邪魔になるだろうなとも思ったが
ツレ「こんな病気しますとね、人の優しさが身に染みてね・・・
みなさん優しいから・・・ありがとうございました」と
また涙声になってお礼を言っている
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