縁 ・ジョイ第９７号平成２２年９月

沈黙の臓器と言われている肝臓は、５００種類以上にまで及ぶ大切な働きをしているので人工の肝臓を作ることは不可能だろうと言われています。肝臓があまりにも大切な臓器なので病気で一部の肝細胞が死んでも、他の肝細胞がフォローするという機能をもっています。

　ダメージを受けても表に影響が出にくく、症状が分かりにくいという特徴があるので、肝機能の検査で少し悪いと出たときは健康な時の一割ほどしか機能が残っていない場合があります。黄疸などの症状が出たときは、肝細胞のほとんどがダメージを受けて壊れてしまっているという大変な事態なのです。

　痛みが出ないので悪化していくのに気づかない人も多いですが、少し悪いという位の検査結果が出た時に充分な休養をすればちゃんと回復します。だから肝臓が悪くなると脳から指令がでて、疲れたから休みたいと思うように体は出来ています。その指令を無視してしまうと血液が皮膚まで十分に回らなくなるので、肌に潤いがなくなりカサカサしてきます。東洋医学的には肝と目とは繋がっていると考えられているように、肝臓が悪くなると眼球も萎縮して硬くなるため、目が疲れやすくなり可動性も低下して、白内障や緑内障などにかかりやすくなります。これが分かり易いのは老眼になりたての人は、まだ正常な範囲での肝機能でも、食事をするとわずかに肝機能が低下します。すると視力も低下して、文字などが読みにくくなったりパッチリと目を開けているのが辛くなります。

　肝臓で合成されるアルブミンというタンパク質は、余命の予知因子と言われているように、アルブミンの合成能力が高い人は健康で長生きし、合成能力が低い人ほど、１０年後の死亡率が高くなることも分かってきました。

　動脈硬化の原因である過酸化脂質を分解できる働きも肝臓だけができる能力です。だからこそ、一度に大量の過酸化脂質が肝臓に送り込まれてくると肝臓はキャリーオーバーになってしまうので、活性酸素による害を一番受けやすい臓器ともいえます。炎症などによる傷害が何度も繰り返して起こると、肝細胞は失われて、結合組織の線維が肝臓の組織の中に増えます。これが肝硬変という状態で、ここまでになってしまうと肝臓はもう元の状態に戻ることが出来ないと言われていますが、SOD様作用食品（ニワライフ）はこの状態からでも回復をされた方達がいます。　

　普通、水銀を飲んだら直ぐに肝障害をおこしてしまいますが、前もってSOD様作用食品（ニワライフ）を食べさせておいたラットに水銀を飲ませても肝障害がおきなかった実験結果も出ているように、SOD様作用食品（ニワライフ）は肝臓も守ります。この酷暑で肝臓も静かな悲鳴をあげているとおもいますから、この時期に疲れなどの自覚症状のある方はSOD様作用食品（ニワライフ）でしっかりと回復させてあげてくださいね。



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