ずっと、国技館前に人は疎らでした。

今場所も「入り待ち・出待ち」が禁止されていました。

両横綱が休場して、綱取り場所だった貴景勝が途中休場です。東京の街はコロナ感染者が一向に減りません。16人も休場して始まった初場所は、結局最後には19人もの十両以上の力士が休場し、薄氷を踏む思いで相撲が続けられました。出場力士が少ないので、通常より取り組み時間が1時間も短縮されての興行でした。

協会役員も裏方も力士も、よく節制して頑張ったと思います。

上位の横綱大関が休場での興行でしたが、これはこれで面白い取り組みが多かったように思います。見方を替えれば上位陣はドングリの背比べ的で、10勝前後の成績者が多かったです。誰が抜け出して時代を担うのか、注目したいです。

当日券を販売しない切符売り場は終始締め切ったままです。古い取り組みを放送していました。現相撲解説者の「北の富士ー清国」戦なんて懐かしかったです。

さて、優勝した前頭筆頭の大栄翔はアッパレです。来場所が楽しみですが三役力士から下がる人が居ないので、優勝したのに昇格しないままで来場所を迎えるのでしょうか?それとも、関脇を3人にするのでしょうか?4人でも良いです。大栄翔が小結を飛び越えて関脇になってもおかしくありません。13勝の優勝だもの。前頭2枚目で9勝の宝富士は小結に上がれないのでしょうか?番付編成が難しいですね。そういえばここ6年連続で初場所の優勝者は幕内初優勝の力士らしですね。大栄翔の優勝は成るべくして成った結果かな?
私の押しの朝乃山は体調が戻ったようで後半戦活躍しました。もう一人の押し照ノ富士は11勝して、いよいよ待望の大関挑戦権を入手しました。今場所両大関に勝ったのだから来場所すんなり昇進して貰いたいです。史上初の「序二段から大関への復帰」を見たいです。努力は報われて貰いたい!どちらも来場所が楽しみです。

なんだか解説者みたいなコメントになりましたが、無事に終わって何よりでした。両横綱の奮起を期待しています。
昨日夕方、コロナ感染者が出て部屋全員が休場していた九重部屋から新たな感染者が出たらしい・・・ きわどいタイミングでの発表ですね。来場所開催できるのか?