荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

寿湯の風景

2020年06月30日 | 散文

東上野界隈です。老人が集まっています。

 

まだ11時前です。

 

こんな時間に開店を待っています。

 

周辺はお寺かビルです。

 

「レンタルタオルセット」なんてのがあるんですね。入浴料と共にこの料金が高いのか安いのか分かりません。銭湯は街に「神田川」の哀愁メロディーが流れていた学生時代に入ったきりです。私にとってあの歌の時代に銭湯に入っていた記憶は特別なもののようで、銭湯を見るたびに気持ちはあの時代にスリップします。

 

シャンプーは有料だったので持参していました。ボディーソープなんて無くて、石鹸持参でした。

 

寿湯の前は交通量の多い路です。その前はお寺です。

 

全体像を見ます。

 

この奥がボイラーです。

 

次々に集まって来ます。もうすぐ開店なのでしょうね。この辺の人々は午前中から風呂に入るのですね。全面道路の向こうに霞んだスカイツリーが見えます。

梅雨の晴れ間の下町風景です。

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根津神社今年の夏越の大祓

2020年06月30日 | 散文

本郷の街角に町会の掲示板がありました。掲示されている告知は唯一つです。

 

要約すると、大祓の神事は6月末に神職だけで執り行います。茅の輪を設置しておくので自由勝手に潜って下さい、とのことです。HPでも確認しました。

 

それではと、梅雨の晴れ間の根津神社にやって来ました。楼門の向こうに茅の輪が見えます。

 

楼門と茅の輪と唐門と拝殿が一直線です。

 

 

厳かに茅の輪へ向かいます。

 

神職が居なくても、十分荘厳感があります。

 

楼門を振り返ります。

 

 

茅の輪前から楼門を見ます。

 

唐門と拝殿を見ます。

 

手水舎です。

 

舞殿です。

 

真円の茅の輪から楼門を見ます。神々しいです。やっぱり見た目って大事です。毎年ここで故郷の氏神のトーストパンみたいな、ヨレヨレの茅の輪と比べてそう思います。神社総代の老幼なじみは今年も改めようとしません。

 

唐門から見ます。

 

くどいけど、信心も見た目からです。

 

けっこう人気がある根津神社です。

 

こんな風に誰も居ない場面を撮るのはとっても大変なんですよ。

祈りよ届け! 悪疫退散! 

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鐘ヶ淵の生そば「坂むら」の風景

2020年06月29日 | 散文

鐘ヶ淵路地を迷っていたら見覚えがある総菜屋に行き当たりました。前回は左に見える路地に入って行ったので、今日は手前のちょっと大きな路を左に行きます。

 

もう営業していない蕎麦屋です。

 

大きな店舗です。

 

敷地内には道標でしょうか? 読めません。自動車から家を守る防護石でしょうか?

 

角の石垣が削られていて、柱には銅板の補強がされています。この路は古い街道だったようです。やがて自動車が走るようになって、すれ違う時に削られたのだと思います。

 

立派な店構えです。こちらが表玄関です。2階には座敷があります。

 

看板です。永い歴史とかつての繁盛ぶりが想像できます。鐘ヶ淵はカネボウの企業城下町でした。往時は、歓送迎会とか忘新年会に使われた老舗だと思います。賑わいも想像できます。

 

今は、何かイベントに活用されているのでしょうか?

質問したくても誰も居ません。

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千住宿場町通りの看板/街道二十選ー2

2020年06月29日 | 散文

商店街を見上げて自転車を押し歩いています。街道二十選の続きです。三国街道です。こちらが佐渡金山への最短コースです。

 

西国街道です。昔兵庫県に住んでいた頃、近くにこの街道がありました。懐かしいです。

 

会津街道です。会津若松から五街道が出ていたんですね。会津は東北の要衝ですね。

 

水戸佐倉街道です。現在でいえば、常磐線と京成線がこの道ですか? 勉強になります。

 

奥州街道です。百十三宿は長いですね。

 

川越街道です。千住からなら川越夜船の船便があった、らしいです。寝ていたら着くんですね。現在のフェリーみたいなものですね。

 

薩摩街道です。西端の街道でしょうね。

 

ちょっと視線を下げます。まだ商店街が続きます。つまり、街道看板はまだ続きです。

 

さて、目を上げます。北陸街道です。この街道だけでなく、思っていたより日本海側の道路が整備されていたんですね。考えてみれば、大陸との交流口だったので、昔はこちらが表日本ですものね。

 

お伊勢参りはこの街道ですね。

 

看板ばかり紹介しましたが、こんな風に掲示されています。

 

全看板の紹介を終わりました。今回も楽しく勉強できました。梅雨空の宿場町通り商店街を振り返ります。

私の予想では、次回の看板変更は年末です。

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千住宿場町通りの看板/街道二十選ー1

2020年06月28日 | 散文

梅雨空を見上げます。商店街の看板が変わりました。どれくらいの間隔での交換しょうか? 半年位のように思います。

 

ずっと、この商店街の元である旧日光街道の宿場とか、観光地とか、あるいは宿場等に関する浮世絵とか、「江戸」の色が濃い内容でした。今度は「街道二十選」です。関東だけでなく、全国の街道が紹介されています。

 

この辺りは関東の街道です。

 

「北国街道」です。佐渡金山の連絡路です。

 

近畿地方、大和街道です。

 

熊野街道です。いつものとおり、ここの看板は勉強になります。

 

関東に戻って、中山道です。いつものとおり掲載に関する規則性は無いように思います。シャッフルして適当に掲げているように思います。

 

四国に飛びました。遍路道です。へええ、こんなのも紹介しています。

 

そして、下妻街道に飛びます。深キョンの「下妻物語」を思い出しました。こんな風に勉強になって楽しいです。

 

山陰街道です。出雲大社もこの道から。

 

九州に飛びます。オランダ商館への道です。

この話、続きます。

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路地のお昼時

2020年06月28日 | 散文

コロナ禍の路地です。

 

ランチタイムなんだけど、通行人が居ません。

 

コンビニ弁当を買っていた人は引き続き買っているのだろう。普段外食していた人たちはどうしているのだろう? 弁当に代えたのだろうか? 

 

今まで会社や社会の動向が推測できていたけど、コロナ禍以降さっぱり分かりません。知らないところで知らないうちに、想定できない方向に世の中変わって行っているんだろうな。

寂しさと恐さがあります。

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梅雨空のカヤック/隅田川へ行く。

2020年06月28日 | 散文

梅雨空の下に水門が見えてきました。

 

新小名木川水門です。海抜ゼロメール地帯である江東区三角地帯を守る水門です。

 

水門を潜ります。向こうに萬年橋が見えます。

 

萬年橋です。葛飾北斎はこの位置から見たこの橋の中に富士山を描きました。松尾芭蕉はあの橋の右の水っぽい土地に住んでいました。

 

隅田川です。今日は波が高く、濁った水が臭いです。水上バス「ヒミコ」が下って行きます。

 

お台場海浜公園行きです。観光船の運航が再開されましたが、

 

こんな天気でもあって、殆ど客が乗っていないヒミコを見送ります。ヒミコが清洲橋に向かいます。

 

さあ、小雨の中を帰ります。萬年橋を潜ります。

 

新小名木川水門を潜ります。帰るとなったら皆早いです。

 

私は前回見た廃船を確認しました。前回より随分沈んでいます。

 

このまま川底に隠れてしまうのでしょうか? 燃料漏れを警戒して、前回は無かったオイルフェンスが張られていますが、効果は薄いでしょう。

 

これらの船の持ち主は知らん顔なんでしょうか?

・・・この状況を見るとそうなんでしょうね。

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梅雨空のカヤック/扇橋閘門から隅田川へ

2020年06月27日 | 散文

梅雨空の小名木川です。雨が降ったり止んだりの天気です。カヤックは水遊びなので、少々の雨でもやります。扇橋閘門前に来ました。

 

閘門が開くのを整然と待ちます。

 

大方の水を右端の水路から排出して、最後の水を抜きます。旧中川の水位に合わせます。

 

観光船「ガレオン」が出て来ました。観光事業が復活しています。

 

閘室に入りました。現在の水位です。海抜-1m位です。江東地区を流れる小名木川はこの水位です。そして、小名木川界隈の多くの土地は更に低い位置にあります。

 

前後の扉が閉まって、水位が上がるのも待ちます。旧中川と隅田川の標高が違うので、この閘室でパナマ運河のようにして水位を調節します。

 

ワサワサと、ボサーと待ちます。狭い閘室ではすることがありません。転覆しないよう安全にして待つだけです。水が入ってくると結構流されます。慣れるまでは怖いです。

 

2m位水位が上がって、隅田川と同じ水位になりました。

 

水位が隅田川と同じになって水門が上がりました。扉の信号が青になって、ワサワサと出て行きます。

 

梅雨空の小名木川を、隅田川目指して漕いで行きます。

 

運河の街江東区には多くの橋が架かっています。

 

橋を潜ります。

 

その度に景色が変わります。この界隈にはお寺や相撲部屋が多く在ります。昔は大名屋敷も在って、町人や下級武士が住んでいた地域です。あやかしも住んだ宮部みゆきの世界です。

尚も行きます。

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梅雨空のタカラ湯

2020年06月27日 | 散文

鉛色の空を電線と煙突が遮ります。タカラ湯の裏口です。

 

表に回ります。

 

タカラ湯の玄関が開いています。

 

「ぬ」板です。まだ営業前です。

 

玄関には若者らしい靴があります。

 

このパターンには過去何度も遭遇しています。撮影の打ち合わせです。

 

やがて若者が洗面器にシャンプーハットとシャンプーとタオルを入れて出て来ました。タカラの塀沿いの道を行って、すぐ振り返って玄関へ入って行きました。若者の前にはハンディーカメラの女性がその姿を撮っています。あっという間に二人ともタカラ湯に入っていってしまいました。

多分主人公が銭湯へ通うシーンの試写映像です。またドラマに登場するようです。

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東十条の廃線跡

2020年06月27日 | 散文

こんな風景に行き当たりました。

 

踏切にフェンスが張られています。

 

踏み切りを渡った景色です。

 

これは、廃線になった線路のようです。

 

向こうは新幹線の高架です。行ってみます。

 

暫く走ったら、真上からの炎熱によろよろ歩くお母さんです。暑いねえ・・・ 新幹線の高架がすぐそこです。ここでUターンします。反対側の景色も気になります。

 

当初の踏み切りの反対側です。線路の先にはマンションが建っています。

 

マンションに向かって行ってみます。

 

フェンスの向こうは草原です。

 

すぐに踏み切りがありました。振り返るとずっと向こうに新幹線の高架が見えます。

 

この踏み切りで線路が終わっています。

 

この先はマンションに続く歩道です。

 

その歩道を見ると、線路の延長があったことを示すデザインになっています。この先にまだ続いていた線路跡です。おそらく、廃線後にあのマンションを含む界隈の住宅が建ったのでしょう。時の流れを留める廃線跡です。

 

踏み切り脇には公園がありました。

 

場所は東十条一丁目です。

こうして撮っておけばまた行くことができます。

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東京都知事選挙ポスターが変

2020年06月26日 | 散文

今回の選挙は異様です。一度も選挙カーに出逢いません。声も聞こえません。判断の糧は殆どこのポスターです。でも、このポスターも変です。中央に、「ホリエモン新党でコロナ自粛をぶっ壊す」のキャッチコピーで、同じデザインが3枚並んでいます。この中央の位置は嫌でも人目を引きます。

 

しかも、ホリエモンこと堀江貴文氏のポスターが2枚あるのです。更にしかも、堀江貴文氏は立候補していないのです!? 先ず、これから分析します。ここにある「ホリエモン新党」には、「さいとう健一郎」氏と「服部修」氏が立候補しているのですが、彼らの写真や名前はありません。彼ら2人は初めから当選する気はありません。堀江貴文氏は新党を立ち上げて都知事選の公式看板を買った訳です。自分の広告媒体として、公式看板を利用したのです。

都知事選の供託金は一人300万円らしいです。勿論、一定の非投票数がなければ没収されるお金です。つまり、広告宣伝費です。東京中の各地に24時間出ずっ放しで2週間宣伝できるのです。TVコマーシャルより費用対効果があると判断したのでしょう。

 

さて、両ホリエモンの間にあるのは、元国会議員でN国党首のポスターです。しかも、そのポスターのデザインが、左右のホリエモンと同じです。更にしかも、「モリカケ問題」の一方の雄、森友学園の元園長「籠池やすのり」氏と一緒です。何だこれ! さて、分析します。N国党首立花氏をホリエモン新党が公認したのです。従ってここにも「ホリエモン」の文字を掲載できるのです。たぶんポスター制作費もホリエモン新党が出しているのでしょう。デザインが一緒ですもの。籠池氏の顔はアイキャッチとして効果絶大です。もう何が何だか分かりません。こんな風に選挙を使っていいのか? 

私の感覚が古いのか? 取り残された老人なのか私は? 「コロナはただの風邪」と言う人も居るし・・・? こんな選挙でも投票に行かなければいけないのか? 都民の義務なのか・・・? 

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墨田四丁目の風景

2020年06月26日 | 散文

鐘ヶ淵通りです。あの中空にある警報信号の先が「開かずの踏み切り」です。右の路地へ入ります。

 

こんな路地です。

 

 

こんな店が在りました。

 

骨董屋でもないようですが、

 

店頭は骨董品で一杯です。

 

店の前には消火器があります。

 

間口の広い店です。

 

こちらにも骨董品がありますが、欲しい物はありません。

 

車両看板でしょうか? 青森行きです。

 

こちらは古民具です。生家にもありました。あれはどうなったのだろう? 

 

亡父が納屋を建て替えた時に処分したのでしょうね。で、この店が何屋か分からないだけでなく、入り口も分かりません。

 

更に奥へ行きます。

何に出くわすか楽しみです。

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ニコライ堂を堪能する。

2020年06月26日 | 散文

ニコライ堂の中に入れないので外からその美しさを堪能します。

 

「ニコライ堂」の名は通称です。日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道士祭、聖ニコライに由来します。

 

ただし、ロシア正教会の聖堂ではありません。

 

正式名称は「東京復活大聖堂」であり、キリストの復活を記憶する大聖堂です。

 

日本正教会の首座主教座大聖堂です。日本で最初で最大の本格的なビザンチン様式の教会建築です。

 

艶やかに美しい佇まいです。

 

言葉なく見詰めます。

 

再び想います。今日は当り日です。この風景です。

 

教会の坂下に移動して見上げます。石垣に生えた草が梅雨の晴れ間の光に輝きます。白壁と青い丸屋根が青い空に映えます。

 

そして、隣のビルのガラス窓に映ります。

・・・好いです!

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ニコライ堂が美しい。

2020年06月25日 | 散文

ニコライ堂にやって来ました。梅雨の晴れ間お茶の水です。

 

光の加減か、湿度の加減か、白壁がしっとりと艶っぽく見えます。

 

青い丸屋根もしっとりとしています。

 

景色や建物を観るには最適なタイミングがあります。

 

季節とか時間とか光とかが組み合わさった、夫々その対象に最適なタイミングがあると思っています。

 

今日は「当たり」です。

 

しっとりと艶やかです。

 

光の角度を変えると白さが増します。

 

好いです!

 

見とれています。

 

中に入りたいけど、門が閉まっています。

 

ああ、まだ中には入れませんか? 東京都はもうステップ3です。更に都外への移動も解禁されましたが、、、

 

 残念ではありますが、中に入ったら教会内部を撮るには良いけど、案外庭が狭くて全体像を撮るのは困難です。全体像は外からがベストです。

この話、続きます。

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聖橋の風景

2020年06月25日 | 散文

湯島聖堂から聖橋を渡ろうとしています。正面にニコライ堂の青屋根が見えます。ニコライ堂は正式名「東京復活大聖堂」と言います。湯島聖堂との二つの「聖」を繋ぐ橋です。

 

見下ろす水面は神田川です。江戸の水道を造る為にここの台地を切削して谷にしました。JR中央線が斜めにJR総武線を潜ります。右端は御茶ノ水駅のホームです。遠く向こうに昌平橋が見えます。

 

都心で、ホッと心が緩む場所です。

 

振り返れば湯島聖堂の杜と屋根です。

梅雨の晴れ間の東京です。

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