荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

夕映えの旧中川ふれあい橋

2017年10月31日 | 散文
旧中川を横断する総武本線の鉄橋を潜ると「ふれあい橋」が現れます。


振り返えれば江東新橋とスカイツリーです。


旧中川の向こう岸は江戸川区です。
「ようこそ江戸川区へ」の看板があります。


江東区の岸辺を行きます。


夕映えのふれあい橋です。


振り返れば総武電車とスカイツリーです。


蒼い空に青い橋が架かっています。


橋を行く人が宙に浮かびます。
橋の下の街に日が当たります。


橋の袂に来ました。


蒼い空と青い橋が融合します。


江戸川区の空も蒼い空です。


振り返れば、小さくなったスカイツリーです。
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根津教会のカバーの下の正体

2017年10月31日 | 散文
根津に来ると多くの場合ここに来ます。
教会そのものも好いですが、隣の文化住宅と並んだ風情も気に入っています。

古い西洋木造建築が古い文化住宅に似合います。

文化住宅の前にいつも有るカバーを掛けられた物体がずっと気になっていました。


実は、既に平成2年11月制作の杉山八郎画伯のペン画に、カバーが掛かった三輪自転車の様なものが有るのです。

根津に来るようになって10数年、いつもいつも、カバーの下が気になっていました。

先の台風で紐が緩んでいたのでしょう。
いつものように見ていた私の目の前で、丁度吹いた風がカバーを吹き外しました。
飛んで行ってしまわないようカバーを追いかけて、危やうく捕まえた私です。
で、そこに現れたのは、バイクです・・・。

絵に描かれた三輪自転車ではなかったのです。
ガッカリしました・・・。

でもこうして見ると、黒いバイクも好いと思えた私です。

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男はつらいよ/寅さんの母校(小学校)

2017年10月30日 | 散文
前回寅さんの母校、葛飾商業高校を探しに行きました。
今回は小学校です。


そもそもの始まりは、小学校の同級会でした。


第12作「男はつらいよ 私の寅さん」で、小学校の同級生柳文彦(前田武彦)と同級会で久し振りに逢った寅さんは彼の家へ行き、妹の柳りつ子(岸恵子)に恋をする話がありました。

その時には、小学校の名前は出ていなかったように思います。

さて、同級会が開かれた料亭「川甚」です。
現在は右に新館ができています。


古くからの川魚料理の店です。


多くの文人も訪れている老舗です。


上階の部屋は土手越しに江戸川を眺めながら飲食できる、風情ある料亭です。

下記の同級会もここで行われました。

さて、第21作「男はつらいよ 寅次郎紙風船」(マドンナは音無美紀子、サブマドンナは岸本加世子)で、寅さんは甥満男のお土産に紙風船を持って帰省します。

コンピューターゲーム大流行りの時代背景なので、紙風船は全く受けません。

丁度、小学校の同級会の案内がとらやに届いていました。

お決まりのドタバタが始まるのですが、この時「柴又小学校」の名前が出ます。

さて、ジョナサンの向こうに校舎はあります。
とらやから6~700mの距離です。


思ったより大きな小学校です。


この21作の時、満男は柴又小学校在学中で、寅さんの後輩です。


「勉強しないと卒業できないぞ」としつけする寅さんに、「小学校は勉強しなくても卒業できるんだよ」と生意気を言います。

寅さんを軽く見ています。

満男が、寅さんの生き方に憧れて、そんな生き方ができる寅さんを尊敬するようになるのは、彼が青年になってからの事です。


ぐるりと廻ったら、おや、こちらが正門なのですね。


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北小岩で北原白秋の歌碑に出逢う。

2017年10月30日 | 散文
寅さんの妹さくらと博の家を、北小岩の江戸川土手下の街で捜していました。

北小岩は江戸川区の端にあって、一部が葛飾区柴又に張り出した立地です。
つまり、さくらと博は、柴又には住んでいません。

それはさておき、ウロウロ捜していたら、八幡様に行き当たりました。




日当りの良い境内に入って行きます。


ギンナンが沢山実って、葉が色付きつつある境内です。


この辺りは暖かいようです。
まだギンナンが落ちていません。


無造作に「力石」が置かれていたりします。
力自慢の男達が、持ち上げたりその回数を競った丸石です。

東京下町の氏神様には必ずあります。

境内には「水神様」も祀られています。

川に近い低地にはこの神様を祀っています。

説明板を読みます。

「祭神は誉田別尊、相殿に倉稲魂尊をまつっています。創建は不詳ですが、元禄八年(1695)」の記録には神社の名がみられます。
・地蔵菩薩像庚申塔(万治元年銘)

この地蔵は、詩人として知られる北原白秋ゆかりの三谷の地にあって、三谷地蔵として親しまれ、現在は境内右奥にある社務所の中に安置されています。
(中略)
・北原白秋の歌碑
 昭和36年、地元の人びとによって建てられました。境内入口の右側にあります。)

さて、説明板に記載されていた「歌碑」です。


ここにも説明板がありました。
「いつしかに 夏のあわれとなりにけり 枯草小屋の 桃色の月」
「明治から昭和にかけて高雅な詩や歌で有名な北原白秋(1885~1942)は、大正五年(1916-32歳の時)七月から約一年間、妻子とともに、この小岩村字三谷の枯草商富田屋離れに居を構えました。

ここを、『紫煙草舎』と名付け、葛飾の風土や人情に見守られながら、短歌雑誌『煙草の花』を創刊したり、数多い短歌や詩、小品集などの素材を得ました。(後略)」

こんな出逢いがある私の散策です。
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男はつらいよ/さくらと博の家再訪。

2017年10月29日 | 散文
「男はつらいよ」では、初代さくらと博の家の後暫く家の外観のシーンが無く、長男の満男も登場しない映画が暫く続きました。


満男が大学浪人をしている時に、彼と一緒にこの家が登場したように思います。
二人は中古住宅を買いました。
寅さんが、博の想定外のお祝い金を渡した家です。

何度も登場しているので、自信を持って「ここがさくらと博の家だ!」と断言できます。

初代の家のすぐ近くにあります。


つまり、ここでも、さくらと博は柴又には住んでいません。




多くのシーンに登場します。


やっぱりさくら達は江戸川の土手下に住みます。


このお寺の塀の道を、満男がバイクを引っ張り出して、旅に出ます。

そして旅先で寅さんに出逢います。

勿論、現在人が住んでいる一般の民家です。
江戸川の土手上からの景色です。
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男はつらいよ/さくらと博の家を捜しに。

2017年10月29日 | 散文
寅さんの妹さくらは博と結婚して最初江戸川土手下の文化住宅に入りました。


1・2度映画に出て来た記憶を頼りに捜しに来ました。
もう50年近く前の上映なので、同じ状態で残っているとは思っていません。
変遷を推理しながらの探索です。

江戸川の近くを捜します。
そう、このようなT字路の右手前の家でした。
向こうに土手があって、車が走っていました。

でも、もっと土手に近かったし、T字路が直角でした。
それに、畑も在りませんでした。
宅地を農地にする事は考えられません。

ここでしょうか?


もっと土手に近かったように思います。
それに、ここは戸建て住宅です。

さくらの家は賃貸住宅でした。

ここでしょうか?
土手に近いです。


頭上を走る電線がこんな感じです。


それに、今もアパートです。

おそらく、所有者は土地を売却することなく、同じような賃貸経営を続けていると推理します。

上記を有力候補として、更に土手下を捜します。
おや!?
土手と土手下のT字路が映画と良く似ています。


頭上の電線もこんな感じでした。


4個いちの住宅です。
地主が文化住宅を建て替えた可能性があります。


周囲の風景も吟味して、ここに決定!
ここが、さくらが博と結婚して最初に暮らした家の今の姿です。
で、いいのかな?


こんな事をして過ごしました。




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柳橋/百万石の再開

2017年10月28日 | 散文
お祝いの花が出ています。




百万石の再開です。




好い雰囲気です。
老舗の風格があります。

奥にちょっと造った2階は住居区域でしょうか?
新装開店イベントが落ち着いたら、行かなくては。

この店を久し振りに訪ねたら、火災に遭っていて驚きました。








再開する旨の貼紙があったので、新装開店を待っていました。


以前はこんな趣がある建物でした。


先代が建てたそうです。


屋内に中庭を構え、その奥に座敷を配した、柳橋らしい店でした。



焼失してしまったのは残念ですが、心機一転商売繁盛を期待します。

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初秋の湯島聖堂

2017年10月28日 | 散文


初秋の湯島聖堂ですが、紅葉ではありません。

椎の木の葉の裏側です。

でも、秋は進んでいます。






門を入ります。




大きな屋根です。


仰ぐ曇り空です。


門を振り返ります。


少しだけ秋の色です。


ほうきを持って、もう秋の景色です。


見上げます。

都心の喧噪の中の静寂です。
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不忍池に秋来たる。

2017年10月27日 | 散文
東京の本格的な紅葉は例年11月末です。
ヒートアイランド現象の影響か、全国でも遅いグループに属すると思います。
そんな中、ここ不忍池の秋の訪れは早いです。


池だからヒートアイランドの影響が少ないのでしょうか。
池一杯の蓮が色付いています。


でも、中途半端で美しくありません。
葉も縮れて、正直汚い状態です。


もっと進んで茶色葉が一杯になると、弁天堂の緑の屋根が鮮やかに、美しい風情になります。
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池之畑の井戸に秋の気配来たる。

2017年10月27日 | 散文
桜の葉が濃い影を落としていますが、陽射しと空は秋のものです。


このお寿司屋さんは完全に閉店してしまいました。


例によって、この路地を入ります。


まだ柘榴の実がはぜていません。
ちょっと遅いです。


今日も静かに佇む井戸です。






反対側から見ます。


民家の玄関先に在ります。


秋の井戸と路地です。
暫く佇みます。
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「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」

2017年10月26日 | 散文
東京は15日連続雨が降りましたが、今日は気持ちが良い秋の陽射しです。


きっと人気になると思って、展覧会開始早々にやって来ました。
思ったとおり空いていました。


ゴッホなんて何回も何回も観ていますが、飽きないのです。
その上、今回は初めて観る作品が多くあるので、尚更に観賞意欲が増します。


日本人はゴッホが好きなのです。
そこで今回の企画になったようです。


印象派の画家の多くと同じように、ゴッホが浮世絵の影響を受けて、その技法を学んだ事は良く知られていますが、こうして浮世絵と並んで展示すると、その相似が良く分かります。


つまり、ゴッホの絵の中に浮世絵の技法が潜んでいるので、我々日本人の潜在意識を刺激して、ゴッホが好きになるのだと気づかされました。

印象派の絵画が日本人に受けるのも、浮世絵の技法が忍んでいるからなのでしょう。

そんな風に納得した今日の午後でした。

お勧めです。
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酉の市の準備が始まった/2017年

2017年10月26日 | 散文
鷲神社に動きがあります。


入って行きます。


境内にパイプが組まれています。


これは、お酉さんの屋台ですね。


酉の市は東京の初冬の風物詩です。
寒くなった頃の行事のイメージがあります。




随分と暖かい今日の浅草ですが、もうそんな季節なのですね。




工事中とはいえ、人足が疎らです。


日程に余裕があるのでしょうか?






今年は三の酉まであるようです。

三の酉がある冬は寒いと言われています。
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首都大学東京に行き当たる。

2017年10月25日 | 散文
相変わらず道に迷っていたら、秋の雰囲気の並木道に出くわしました。
今の東京でここまでの黄葉に遭遇したのはラッキーです。


首都大学東京の前でした。
この辺、寒いのでしょうか?


別に気に掛かっていた訳ではありませんが、こんな処に在ったのか、という驚きがありました。
ちょっとだけ発見の喜びもあります。


新しい学校だけあって、綺麗でモダンな校舎です。






正門前から街を見ます。


下町らしくない雰囲気でちょっと好いです。

でも、もう2度と来られないと思います。
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初秋の赤門

2017年10月25日 | 散文
東京大学を廻っています。






赤門方面です。






退出前に振り返ります。


退出して赤門を見ます。

緑に朱色が鮮やかに映えます。

秋の陽射しが柔らかく注いでいます。
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土手の伊勢屋の定休日

2017年10月24日 | 散文
伊勢屋の天丼が好物です。
今日は休みでした。


休みだと店を取り巻く客の行列が無いのでゆっくり建物を観賞できます。


創業明治22年の老舗です。


風情があります。






隣りには「桜肉鍋中江」があって、両店合わせて好い風情を醸しています。




今日は中江も休みです。


いつも一緒に休むのでしょうか?


おや!?
伊勢屋の定休日は水曜ですが?

今日は水曜日ではありません。

えっ、三連休ですか!?


おぬし、随分儲けたのう。
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