荒川と中川の間の土手を走っていました。地元の人は「中土手」と呼んでいます。そうしたら、江戸川競艇場にやって来ました。レース中です。初めて見る風景です。ちょっと見てみようと立ち止まりました。目の前の、頂上が三角錐で黒い棒が気になりますが、向こうの紅白の棒がゴールのようなのです。その紅白の棒の正面は私の右側なのですが、大きな橋げたがあって正面に行けないのです。橋げたの上は首都高速環状線です。
対岸の川岸が観覧席なのですが、疎らにしか客が居ません。コロナ禍とはいえ、競馬と比べるとあまり人気の無い競技だなあ、と見ていました。丁度有馬記念を見た後なので、そんな比較をしていました。
そしたら、下流から漁船のようなのがやって来ました。ここは中川の通行を封鎖して競艇を行っています。その光景を見て、レースの合間に一般の船を通すのだな、と見ていました。
漁船のような船がやって来ました。
上流へ通り過ぎるのかなと見ていたら、その辺を回遊し始めました。
やがて、やって来た位置へ戻って行きます。
想像ですが、レースが終わった後の水面をチェックして浮遊物などの危険物を取り除いているのではないでしょうか?競馬の場合もレースとレースの間に馬場を均したりします。
いつの間にか対岸の観覧席に人が増えました。レースが始まるようです。対岸からそのようなアナウンスも聞こえて来ます。
こちらの中土手にも人が増えました。土手の途中まで下りてゴールと思われる紅白の棒の正面に陣取った小父さんは、舟券を買っているのでしょうか?真剣な雰囲気を醸しています。
上流側にも見物客が居ます。もう一度ロケーションを説明します。頭上を走るのが首都高速環状線です。左の草むらが荒川で、右側がレースが行われている中川です。今居る場所が通称「中土手」です。
エンジンの爆音がしてモーターボートが発進しました。
ここからアップで撮影します。
船は上流側のマークをターンしてやって来ました。もうレースが始まったのでしょうか?レース場のアナウンスが叫んでいますがよく分かりません。
2周目です。
爆音を轟かせて通り過ぎます!4番が先頭で1番が続きます。
3周目です。
やっぱり4番が先頭です。競艇は競馬と違って、スタートすると殆ど順番が代わることなくそのままゴールすると聞いたことがあります。競馬のように観客が応援の声を出しているようにもありません。聞かされたとおり、もう勝負が決まっているのでしょうか?
順位は代わらずに更に差が開いて、断トツで4番、3番手以下を離して1番が続いています。1周目に目の前を通り過ぎた時の順番どおりです。
そして、客の「よし!」とか「取った!」とかいうアクションもありません。競馬と違って、競艇ファンは紳士なのでしょうか?そもそも、いつレースが始まって、いつレースが終わったのか分かりません・・・
そんな一時を過ごしたら、体が冷えきっていました・・・