スターウォーズ EpisodeⅨ The Rise of Skywalker を観てまいりました。館内はほぼ満員でしたが、ほとんどが自分と同じくらいの年齢のオジサンか、夫婦、それとその子供たちという観客たち。
新たなファンは少数派で、多くは40年前のEpisodeⅣからの熱意溢れるファンという感じ。エンディングロールが終わったとき、全館中がシーンと無言で、一人として席を立とうとしない。自分も、隣にいる嫁も、自然と涙が止まらない。観客全員が、壮大な喪失感に包まれたということなのでしょう。
最初の「スターウォーズ」を観たのが高校三年の夏。今はもう存在しない、銀座のテアトル東京でした。「帝国の逆襲」は、浪人してから大学に入った年の夏に、「ジェダイの帰還(当時は「ジェダイの復讐」という邦題でした!)」は大学4年の就活中。
「EpisodeⅠ」は、嫁と小学1年の息子と3人、立川のシネコンで観ました。同じく「EpisodeⅡ」「EpisodeⅢ」ともに親子三人で。
「EpisodeⅦ フォースの覚醒」「EpisodeⅧ 最後のジェダイ」は、どちらも嫁と二人で三越前のCOREDO室町。
ストーリーはネタバレになりますので、何も申し上げません。これ単体で観たら、何と言うこともない映画だと悪評だらけになると思いますが、40年来のスターウォーズファンからすれば、すべての作品の謎を、一つ一つ丁寧に解き放って、我々の情熱や想いを、きちんと成仏させてくれる作品でした。
最初に一作目を観た時が18歳、今すべてを観終わったのが59歳。もう、こんな映画に出会うことはないと思います。