香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家

"香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家"

加藤サキ子

香辛料としても利用されているハーブ/オレガノ 科学のことno.2 

2021-06-10 23:01:00 | 成分のはなし



「香りのもつ薬理作用でココロとカラダを整える」を提案!

セラピストの加藤です



ハーブは数々あれど
オレガノは古代医学の祖、ヒポクラテスは薬用ハーブとして愛用していました
強い抗菌作用、去痰作用を持っています
当時は知られていないウイルスに対しても抗ウィルス作用を持っています

ハーブ香辛料として利用されています
もともと香辛料の目的は、抗菌作用です


精油はとても強い作用を持つので、ごく低濃度、短期的使用
子供や高齢者への使用は避けたほうがよいです



オレガノはシソ科のハーブです

オレガノの主な成分
特長成分/カルバクロール(5-イソプロビルー2-メチルフェノール)
チモール(2-イソプロビルー2-メチルフェノール)
いずれもフェノール系成分です
防腐作用、抗菌作用、抗感染作用、免疫賦活作用、神経系刺激作用

こういった作用から、胃腸炎、肺炎、ウィルス性感染症、消毒などに利用されます

とても刺激的作用、香りがあるので、使用には十分注意しましょう


同様の成分を持つ精油(ハーブ)
タイム、セージ

オレガノは別名「ワイルドマジョラム」と言われています
マジョラムはオレガノよりソフトな効用です


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ヒポクラテスは紀元前460年ごろ、古代ギリシアでの医者
当時はまだ、病に対して迷信や呪術的な解釈があった時代にそれらを切り離し、
自然の現象としてとらえました

また、「観察と記録」を提唱し、現代医学にも通じる考え方を提唱しました
後世、まとめられた「ヒポクラテスの誓い」は今も医療に携わる人々の行動指針につながるものです

健康、病気に対する定義は今に通じるもので、「自己治癒力」を重んじました
「休息、安静」、「清潔、栄養」など、今ではごく当たり前の考え方を提唱しました

健康とは四体液(血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁のバランスが大事としました


現在は安静という面では「寝たきりの安静」は支持されていません
術後も癒着などの回避、筋力低下を防ぐのため、起床して歩行など、
早期に体を動かすことで血液やリンパ液などの循環を促し、
呼吸器の面からも起きて生活することで肺炎などのリスクを下げる療法になりました

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今日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました

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