香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家

"香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家"

加藤サキ子

安らぎの香り 比較 アロマセラピーのことNO.5

2021-06-22 19:58:00 | 成分のはなし



「香りのもつ薬理作用でココロとカラダを整える」を提案!

セラピストの加藤です


アロマセラピーの代表
ラベンダー 学名Lavendula angustifolia or Lavandula offinalis(
 真正ラベンダーといわれる種類)酢酸リナリル、リナロール、αーピネンなど

そのほか
スパイクラベンダー 学名 Lavandula latifolia or Lavandula spica
 ( 清涼感のあるすっきりした香り)リナロール、1,8-シネオール、カンファーなど
ラバンディン   学名 Lavandula hybrida or Lavandula flagrans
 (すっきりとしたスパイスの香り)酢酸リナリル、リナロール、カンファーなど



学名の頭にくるのがその植物の代表(属名) 後ろが特徴を示して(種名)います
含有する成分、成分の比率の違いで同じ植物でも香りや効能の違いが現れます


ボトルの表記でその違いを確認しましょう(学名が記載されているか)
また、安価なものなどは、いくつかの種類の植物をブレンドして「ラベンダー」としているものもあるので注意が必要です
産地や収穫時期などで成分は変化します
ボトルや梱包されている箱などにLot.noが記載されているものが品質管理をしている証となります


成分の種類が多いほどより複雑な香り、効能があります
バラは微量成分も含めると100以上の化学成分で構成されています



真正ラベンダー(シソ科、花から水蒸気蒸留)


リナロール(約35%)、酢酸リナリル(約28%)、酢酸ラバンディリル(約5%)、シス-β-オシメン(約4.5%)、
β-カリフォフィレン(約4%)、テルピネンー4-オール(約3%)、
そのほか微量成分(全体で60種ほどの化学成分で構成されています)


真正ラベンダーと似た働きをする精油があります
「プチグレン」といいます
柑橘系の精油です(ミカン科、ビターオレンジの葉から水蒸気蒸留)
(写真はスイートオレンジです)


酢酸リナリル(約48%)、リナロール(約30%)、酢酸ゲラニル(約7%)、酢酸ネリル(約4%)、
α-テルピネオール(約4%)、ミルセン(約4%)、
そのほか(全体で40種ほどの化学成分で構成されています)


似た成分を探して香りの違いや似た香りを探すのもアロマセラピー楽しみです



今日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました

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