A&K の NOTES

あちこちスケッチ行脚 。映画館で映画を見ることが楽しみ。いつか何処かでお会いしましょう。

アートプロジェクトの悩み

2016-10-24 | 

本を読んだ。

★アートプロジェクトの悩み—現場のプロたちはいつも何に直面しているのか
著者・編集:小川希
出版社: フィルムアート社 (2016/8/24)

《アートプロジェクト》花盛りある。
基本、《地域おこし》が主たる目的になり、
多くの資金と労働力が投入される。
人集めしなければならないので、
面白い、体験もの、目新しさ、そしてその場を埋めるスケール感が要求される。
僕は情報は捉えているが、ほとんど行ったことがない。
興味がないといってしまえばそれまでだが、何故だろうかとふと考えてしまった。
そんな時、たまたま本屋で出会った。
この種のアートシーンで活躍している人たちの《悩み》が対談という形で語られrている。

それぞれの関わるポジションによって、
あるいは、《アートの定義》のやり方によって、
製作者自身か、プロヂューサーかによって、
資金の提供者によって(スポンサー)、
税金を使うならば、納税者の立場から、
同じ問題でも捉え方が変わる。
したがって、これが正解という答えのないプロジェクトである。
それぞれの役割でそれぞれが《愉しむ》しかない。

ただ、今後の継続ということになると、そこに《悩み》が生まれる。
アートでどうやって食べていく?
プロジェクトは誰に向けて発信する?
何をどう残す?
キュレーションはどこまで「技術開発」できる?
そもそもこのプロジェクトの主役は誰?
果ては、意味あんの?

などなど。
同好者の学芸会ではなく、これはビジネス?なんだ。
どこかの方向に向けて自然淘汰されるんでしょうね。
結局は、スポンサー(納税者を含めて)しだいでしょう。

 

コメント
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