A&K の NOTES

あちこちスケッチ行脚 。映画館で映画を見ることが楽しみ。いつか何処かでお会いしましょう。

新参者

2017-03-05 | 

 

★新参者
著者:東野圭吾
出版社:講談社

着任したばかりの刑事・加賀恭一郎、
未知の土地を歩き回る物語。
東京人形町界隈が舞台。
人形町といえば、時代劇にもよく登場する地。
今も江戸情緒がほんのりただ酔う。
以前、ゆらりゆらり辺りを散策した時、
京都にも良く似たノスタルジーな雰囲気を感じました。


さて、お話は、
初めは、《これは推理物か?》と。
ミステリー物というよりは、
江戸の人情物といったほうがいいような気がしたくらい。
しかし、さすがストーリーテラー東野さん。
被害女性の人柄を少しずつ明らかにしながら、
彼女に関わる人々の《想い》が語られます。
刑事・加賀恭一郎の眼は、東野さんの眼そのもの。
東野さんのあたたかい人柄を改めて知らされる作品となりました。

 

コメント
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