A&K の NOTES

陽はまたのぼり、陽はまたしずむ。あちこち歩き回りながら、スケッチを楽しんでいます。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

2018-03-22 | chinema(日本映画)

 

★ぼくは明日、昨日のきみとデートする
監督:三木孝浩
原作者:七月隆文
音楽:松谷卓
出演:福士蒼汰、小松菜奈、東出昌大、山田裕貴、清原果耶、大鷹明良、宮崎美子、他
2016/日本映画


舞台は京都、
叡電、宝ヶ池、出町、鴨川、北白川、京極、伏見などの
叡電、京阪沿線の有名所が舞台です。

お話は相当ピュアーな恋愛物語ですから
描かれる風景もとてもピュアーです。
京都観光案内物語といってもいいくらいのピュアー感。

ヒロインはタイムトラベラーなのか?
この謎は結局最後までよく解りませんでした。
いくつかの不可解な時間の設定がありました、
が、フアンタジーですから特に気にもせず。


タイムトラベラーは未来を変えられないので、
(どんな物語でもこれは鉄板ルール)
時を交差しても、迫り来る運命は変えられない。
切なさに浸りました。


過ぎた時間の全てが瞬時に記憶の中へ。
記憶の中をどのように整理して生きるか。

透明感溢れる映像と物語に
自分の記憶の中もちょっぴり浄化された気分でした。

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瞳の奥の秘密

2018-03-22 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★瞳の奥の秘密
英題:THE SECRET IN THEIR EYES
監督:フアン・ホセ・カンパネラ
キャスト:リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、ギレルモ・フランチェラ、他
2010年/アルゼンチン・スペイン

めったにお目にかかれないアルゼンチン映画なんで、興味深いものだった。
「表向きの激しい情熱」を想像していたが、映画はその逆である。
「内に秘めた激しい情熱」である。
もどかしいくらいに感情を沈潜させた物語。
しかしずっと静かに秘めたる強い思い。
これが「アルゼンチン流情熱」か。

「瞳の奥の秘密」。
おんな判事の瞳は確かに強く激しく我慢強い。
南米人らしい魅力ある黒い瞳が輝いている。
妻を殺された男の執念の瞳も激しも虚無的ではあった。
タイトルのイメージを引っぱられたせいか、
意識は瞳に集中してしまった。
それなりに楽しめた作品ではあったが、
物語の展開が僕には悠長に感じられた。

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