「エヴァンゲリオン」を見たくなり、
「TSUTAYA」の会員になって借りてきました。
大学生の息子いわく
「親爺、どうしたん?」。
といいながら、
うれしそうに
「エヴァンゲリオン」について解説してくれました。
テーマ音楽がとても心地よく、
心を開放的にさせてくれます。
美術デザインも私好みで、
登場人物のキャラも個性的で気に入ってしまいました。
息子いわく
「最後に劇場版をみたらいいよ」とのこと。
繊細で魅力的なキャラクターを生み出すのは、貞本義行さん。
「時をかける少女」のキャラクターデザインをてがけています。
アニメを表現する繊細な線が若者たちの感性を引きつけるのでしょうか。
これってTVで放送してたんでしょう。
アニメといえば子どもが対象でしょう?
でも難し過ぎるよ。
テレビアニメとしてはとても異質ですよ。
いろんな世界観がごちゃごちゃ入っているので、
ストーリーの整理が大変です。
ようやく
TV版26話、を全部、劇場版「air/まごころを君に」を見終えました。
はじめのころはシトとの戦いがダイナミックに表現され、
それなりにアニメ活劇としてのおもしろさがありましたが、
最後のシトの消滅のころから、
人間の内部をしつこく追い始め、
難解な言葉表現とドロドロした殺戮表現の繰り返しでした。
そこまでしなければ表現できない世界かなと
多少の疑問を持ちながらみていました。
終りかたに製作者の混乱があるのは、
20世紀末という時代の反映でしょうか。
「世紀末エヴァンゲリオン」になっているようです。
いまから振り返ればそんな気もします。
21世紀の今、
劇場版「新世紀エヴァンゲリオン」に期待を持って待ちます。