興味深い歴史ミステリー。
★もうひとりのシェイクスピア
原題:Anonymous
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ヴァネッサ・レッドグレイヴ - エリザベス1世
リス・エヴァンス - 第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア / 「ウィリムム・シェイク-スピア
ジェイミー・キャンベル・バウアー - 若い頃のオックスフォード伯エドワード
デヴィッド・シューリス - ウィリアム・セシル
エドワード・ホッグ - 初代ソールズベリー伯ロバート・セシル
ジョエリー・リチャードソン - 若い頃のエリザベス1世
レイフ・スポール - ストラットフォードのウィリアム・シェイクスピア
セバスチャン・アルメスト - ベン・ジョンソン、 他
2011/イギリス=ドイツ(日本公開日2012/12/12)
劇作家ウィリアム・シェイクスピア(1564〜1616)の謎
《シェイクスピア別人説》が存在する理由
1彼自身による自筆の原稿は存在しない
2公式の文章には6つの違った署名が存在する
3遺言書には本や戯曲のことに一切ふれていない
彼は本当に存在したのでしょうか?
物語は、オックスフォード伯エドワードを
真のシェイクスピアとして描く。
貴族であるがゆえ、
下賎な戯曲など書くことは許されない。
自らの戯曲の上演をするために影を使う。
エドワードの代わりに後世に名を残したのは、
字も読めぬ書けぬ、
風体の上がらない役者だった。
時は、テューダー朝最後の国王となるエリザベス一世の時代。
スペイン無敵艦隊を破ったあの女王である。
一生結婚しなかったということで、
別名《処女王》とも。
しかし、映画の中では隠し子が数人いるというある種の淫乱女王?
として描かれている。
イギリスの歴史には詳しくないので何とも言えません。
物語はシェイクスピア劇のように悲しい結末となる。
衣装がほんとに美しい。
当時の街はほんとに汚い。
時代考証はどこまで正確かわからないが、、、、。
なかなか興味深い歴史ミステリーでした。