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映画、読書などのメモ

永遠の僕たち

2020-03-02 | chinema(欧米系映画)

劇場で観た作品。

もっともっと若い時代に観たかったなぁ、

 

 

★永遠の僕たち
原題:Restless
監督:ガス・ヴァン・サント
脚本:ジェイソン・リュウ
撮影:ハリス・サビデス
音楽:ダニー・エルフマン
キャスト: ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮、シュイラー・フィスク、ジェーン・アダムス、ルシア・ストラス、チン・ハン、他
2010/アメリカ

《生と死》について、メッセージ。
けっして遅すぎるわけではないが、
できれば、もっともっと若い時代に観たかった。
絶対に記念碑的な作品になったことだろう。
完璧に練られた完璧に美しい作品である。
ガス・ヴァン・サントの演出は繊細で、
ハリス・サヴィデスの撮影する自然光は美しく、
そしてダニー・エルフマンの音楽がアコースティックでロマン的。
そして何より、
ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮の3人の姿が瑞々しく描かれている。

 

臨死体験の若い男と余命幾ばくもない若い女の切ない恋のお話。
ここに突然登場するのが、カミカゼ飛行士の加瀬くんの幽霊。
そして、ナガサキ原爆投下。
何の説明もないので、
《あれまぁ、摩訶不思議?》

しかし、幸せなことに、僕はすんなり受け入れることができた。
これは素晴らしい、
よく考えたよく練られた物語だと感覚的に受け入れられた。


人にはそれぞれの生き方があるように、
人にはそれぞれの《死》に対する捉え方がある。
《死》はそれまで続いてきた《生》が突然停止したもの、
続きは何も無い。

 

とは言いつつも、
映画の中では、
何かがあるような曖昧さで突然停止した。
その《曖昧さがビビッド》。
あの世のことは、所詮、誰にも伝えられないのです。

 

《この世に生きた証だけが永遠に残る》

 


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