駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

平成の品定め

2010年03月18日 | 世の中
 異業種の友人達と山小屋で昼食会。GとFがノートパソコンの分解を始めた。なんでもハードディスクを取り出して交換しようと云う算段らしい。
 老眼なので眼鏡を外して、しこしこやっている。「これは***だな」。「そうだね」。鉄工場の親父と元電機大手の工場長だから素地はあるのだが、コンピューターはそれこそ中年過ぎに出て来た製品で詳しくはないはずなのだが。技術屋というのはきちんとした知識経験とノウハウを持っているから、応用が利くらしい。デスクトップならともかく薄いノートパソコンは込み入っていて、とても分解すると元に戻せそうにないのだが、楽しそうに話しながらやっている。
 どうもこういう口べたで実直技術屋男に女性群から高い評価が与えられない傾向があるのは大いに疑問だ。男の実質社会の中ではある程度力に応じた評価がされているようだが、どうもマスコミの影響か、無口で地道な技術屋は女性軍(特に若い)の評価が低い傾向があるように感じる。例外はあるのだが女性を惹き付ける才能と技術的な才能を司る遺伝子は両立しないらしい。
 こうしたことは男性側にも言えるかも知れない。地味で有能、家庭的な感じの女性が縁遠いということがある。大正生まれの母などは実直な男、地味でしっかり者の女性を高く評価していた。結婚観が変わってきたのかも知れない。結婚というのは家庭を築くことという感覚が薄くなっているのだろう。生殖(結婚)では見かけと違い実は雌(女性)が主導権を握っていることが多い。少子化社会は未婚の人の増加も意味しており、色々考えさせらる。
コメント
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