美味しいものはあとに取っておく派であったのだが、ついにミレニアム3を読み始めてしまった。途中まで来て、読むのが止められないのに、なんだか読むのが惜しい心境になっている。これだけ面白い読み物は年に一冊あるかどうか。謎と謎解きに惹かれているので、たぶん何度も読み返して楽しむことは難しいだろう。
そして遂に読み終えてしまった。時計を見上げれば午前一時四十分、まさに時が経つのを忘れていた。ミレニアムの面白さは語り尽くせないが、その芳醇で爽快な読後感が品質を保証していると申し上げたい。優れた展開を見せるミステリーもしばしば着地がもうひとつのことがある。しかるにスティーグラーソンの紡ぎだしたこの不朽の名作は着地も見事に決まっている。ミレニアムは、何時までも登場人物とスウエーデンの風物と共に私の心に残るだろう。どうもミステリーの舞台は霧のロンドンから多島海を望むストックホルムへ移ったかのようである。
スティーグ亡き後、誰かそれからのリスベット・サランデルを書いてくれないものか。リスベット本人に頼みたいところだが、流石のリスベットも幽明を越えての侵入は無理かな。
そして遂に読み終えてしまった。時計を見上げれば午前一時四十分、まさに時が経つのを忘れていた。ミレニアムの面白さは語り尽くせないが、その芳醇で爽快な読後感が品質を保証していると申し上げたい。優れた展開を見せるミステリーもしばしば着地がもうひとつのことがある。しかるにスティーグラーソンの紡ぎだしたこの不朽の名作は着地も見事に決まっている。ミレニアムは、何時までも登場人物とスウエーデンの風物と共に私の心に残るだろう。どうもミステリーの舞台は霧のロンドンから多島海を望むストックホルムへ移ったかのようである。
スティーグ亡き後、誰かそれからのリスベット・サランデルを書いてくれないものか。リスベット本人に頼みたいところだが、流石のリスベットも幽明を越えての侵入は無理かな。