駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

桜に冷雨

2010年03月28日 | 自然
 記憶では日本の四季は多少のずれはあってもさほど揺れ動くことはなかった。ところがこの十数年、四季の移ろいが相当前後に揺れ動くようになった。暖冬冷夏も極端になったし、季節の変わり目がなだらかでなくなった。
 私個人の感覚で判断しているが、おそらく気象庁のデータからもこの感覚は裏付けられるだろう。五分咲きになった桜も、今日の冷たい雨に戸惑っている様子だ。確かに地球は温暖化しているようだが、それは気候変動の増大という形で、地球を襲っているらしい。
 全く関係ないように見えて、恐らく不安定な政治情勢と異常気象は関係があると思う。証明するのは難しいが、、百年後日本が存続していれば、後生の学者達がそうした解析をするだろう。
 先達はしばしば世を歌ってきた。時代を映す歌や狂歌が、いくつも残っている。今の世はどのように伝えられてゆくのだろう。平成はホワイトノイズにかき消されなどと端折られるような羽目になっては困るんだが。
 
コメント
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