なぜ今特定秘密保護法案が出て来たのだろうか?。これは安倍体質に由来するものと見れば合点がいくように思う。外交防衛上の秘密保持だけであれば、現行法の改訂で可能という指摘もある。
どうも不都合な事実は封じ込め、罰則という重しを掛けようという狙いがあるように見える。罰則で取材意欲を萎縮させ、公けになると政権に都合の悪い事実を隠そうという狙いを払拭できない。透けて見える衣の下の鎧に、ジャーナリストが気付かないはずはないのだが、報道は危機感が乏しい。既に権力に飼い馴らされているのだろうか。
一番の問題は何を機密にするのかが恣意的な事だろう。国益というのは最優先問答無用の印籠のように使われるが、憲法に優先するものではない。国民というのは現政権に異を唱える人をも含んでいる。
命を支えるにはまず飯とパンを、そして出来れば安全で豊かな暮らしをというのが、殆んどの人の願いだろう。それを目指し前へ外へと道を模索する安倍政権の方向性は正しいように思うが、それに連鎖してくる生活指導と力づくの手法に首を傾げる。