駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

鹿肉に付ける薬

2013年11月05日 | 旨い物

                 

 鹿による山林農作物の被害が激増しているようだ。絶滅の恐れがあったため、保護していたら増え過ぎてしまったのだ。果てどうしたものか。

 秘かに実践している地域もあるようだが、捕獲して食べれば宜しいと提案する記事を目にした。格別新しいアイデアでもないのだが、時代に合った売り込み方を提示している。鹿肉は脂肪が少なく極めて優れた蛋白源の食品とのこと、これを売りにしようというわけだ。ジビエでございと高価で供するのではなく、安価で消化の良い高蛋白低カロリー肉として、流通に乗せようというわけだ。鹿肉が旨いかと言えば好き好きだろうが、個人的には猪より旨いと思う。プロの料理人が頭をひねれば簡単で美味しい調理法が見つかるだろう。

 カレーのCoCo一番では一部の地域で既に鹿肉カレーを提供しているそうだ。あんまりブームになって乱獲激減でも困るだろうが、一般食の材料として定着すれば一石二鳥と思われる。

 鹿とフレンチレストランには迷惑な話かも知れないが、鹿肉を手軽なメニューにするのは名案と思う。

コメント (6)
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