駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

問答無用はいかがなものか

2018年12月12日 | 政治経済

              


 冷たい雨が降っている、寒いのだが十二月らしくない。北国は雪なのだろうか。

 河野外相の「次の質問どうぞ」には嫌な感じがした。外交には秘密があるとしても、何一つ話せないわけはなく、問答無用は国民を馬鹿にした答え方だ。安倍首相ならこういう答え方はしない。この答え方は不適切だという批評には、外交には秘密があるから当然と過剰に?河野外相の答え方を擁護する書き込みが多い。短絡した敵味方感覚で、問題の内容を検討することなく敵と見なす人達の言論を叩く、脳まで信号が届いていないようだ。

 河野さんはこんな人だったのだろうかと感じることがある。自分には人を見る目がなかったのか、立場で豹変する人だったのだろうかよくわからないが、外交には向いていない感じがしてきた。

 デジタルの時代だから白黒しか分からない人が増えたのだろうか?。過剰な敵愾心で短絡し摩擦衝突が起きやすくなっていると感じる。陰翳礼賛を持ち出すまでもなく、光と影の間には無数のグラデーションと色彩があり、それなくして何の世の中何の人生と申し上げたい。外交はまさに多様な人間の思惑利害の行き交うところ、会議は踊るのはむしろ当然、人を切っても笑顔を忘れないのが優れた外相と思う。

コメント
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