診察室に座っていると世の中の変化も感じられる。どこをどう伝わってくるのか、トランプの悪あがきも退潮の兆しが見て取れ、世の中の潮目が変わったと診断する。後世の歴史家はCOVID19に様々な意味を見出すだろう。
トランプ的なものは伏流となって生き延びるだろうが、主流ではなくなると希望的に観測する。勿論、手法は違っても世界が抱える問題に変わりはなく、格差は容易に縮小しないし対立は激化こそすれ緩和は難しいと予想する。
しかしまあ個人的にはトランプ流のフェイクが嫌いで顔と言葉を見なくて済むようになるのは嬉しい。できれば日本のトランプ的な人達のメディア出現数も減ると有り難い。
菅総理は色々強引で結構批判されているようだが、私には安倍首相に比べたらトランプ度は低く嫌な感じは少ない。新たな潮流に乗れるかどうかはともかく、まずはコロナによる国難をうまく乗り切れるかが最大の政治的課題と申し上げておこう。