駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

晴れる十一月三日

2020年11月03日 | 小考

             

 

 雨が上がり青空が見えている。明治生まれの父がよく11月3日は明治天皇の天長節で晴れると言っていたのを思い出す。残念ながら新型コロナで遠出ができない。近場のホテルは驚いたことに満室だ。せめて昼飯はちょっとドライブして秋の青空を満喫したい。

 アメリカでは大統領選挙の投票日なのだが、どうも公正な投票が行われないようで今更驚きあきれている。アメリカは若い国と言っても民主主義では先進国に思っていたのだが、まだまだ発展途上に見えてしまう。しかしこうした感想は未熟で浅いものと言わねばなるまい。日本は換骨奪胎和魂洋才でいろいろなものを外から受け入れてきたが、民主主義が実は血なまぐさい歴史によって生まれてきたものだという認識が甘く実感が足りないのではないかと思う。

 トランプのミーファーストの自分勝手な性格のために私などはバイデンを応援してしまうが、民主主義の根幹である選挙まで公正に行えない異常事態も民主主義とアメリカの成熟成長過程と見るのが冷静な分析評価だろう。驚きあきれられるほど自分もおそらく日本も十分成熟しておらず思慮分析が浅いと見直したい。

 ただアメリカは巨大でその政治姿勢経済対策は世界に影響を及ぼすので、他国のことと言っても個人的にはバイデンの方を応援している。選挙で勝つためには手段を択ばないミーファーストのトランプのやり方は人間のある種の本性かもしれないがどうも支持できない。

 なぜか十一月が好きで、いつもは東京京都神戸山梨長野などに出かけるのだが、今年は地元で十一月の深まる秋を楽しみたい。無茶苦茶な理由だが西向く士で30日で終わる三十日なのも良い。そういえば四月も好きだ。

コメント (2)
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