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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

民主主義の内実

2021年07月19日 | 政治経済
           

 民主主義の内実などと書いても大したことが書けるわけはないのだが、時折民主主義に綻びが出てきたように書かれている記事を目にするので、休むに似ているが下手も考えてみた。
 いつ頃からどのように民主主義が生まれたのか詳しくは知らない。フランス革命が関係しているように思っているが、フランス革命はギロチン大活躍?の和食で育った人間には行き過ぎておぞましく自由平等博愛も食傷気味になってしまう。  
 歴史には高校生程度の知識しかないのだが、人間観察の臨床医を長くしているから思い浮かぶこともある。民主主義よりもずっと昔から民衆主義というものが存在しており、今も根深く存在していると考えている。歴史の専門家がどの程度民主主義VS民衆主義を問題にしておられるか知らないが、どうもこの民衆主義というものを熟知していないと権力争いに勝つのは難しいらしい。
 既に山本七平を始めとして多くの人が指摘しているように日本には空気つまり雰囲気で物事が決まる傾向がある。それに長いものには巻かれろ、寄らば大樹に変化を嫌う心理もある。民衆の心の動きを読んで空気を作るというか雰囲気を醸し出すことで支持を取り付ける政治手法が民衆主義で、前首相陣営は選挙でその手法を巧みに使ってきた。  
 唯、現首相は裏方は得意だったのだが表に立つと弁舌滞り大根役者で頓挫しているように見える。果たして民衆は金メダルに目が眩むという読みは当たっているのだろうか、そうでもないような気がしている。 
コメント
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