冷たい蕎麦が美味しい季節になった。蕎麦そのもののおいしさは冷たい方がよく分かると思っている。漸く冷たい蕎麦が美味しい季節になった。つけ汁は濃ければ半分ほどで、薄ければ全部付けて食べている。残念ながら、江戸っ子のように殆ど噛まないでつるっと喉で食べることはできず、二三回は噛んでしまう。吉村昭さんに注意されそうだが、それでも旨い蕎麦は旨い。
昨夜はイクラ蕎麦というのを食べてみた。美味しいのだがイクラが上手く箸に乗らず残ってしまい、そのため後で付いていたスプーンで掬って食べた。イクラというアイデアは良いが、イクラは箸では食べにくい。鮨なら軍艦巻きという工夫ができるが蕎麦では難しく、単純なざる蕎麦がよろしいようだ。